KMC Schedule
86th KMC
11月3日(Fri-Holiday)
受付:13:15
開始:14:00
参加費:1000円
会場:中央会館
最寄り駅:地下鉄堺筋線・長堀鶴見緑地線「長堀橋」下車 徒歩6分

[[今後の予定を更に見る]]


関西レガシーカレンダー(間違っていても責任は負いません。)
84th KMC Final Movie

レガシーにおけるサルベイジャーコンボ

レガシーにおけるサルベイジャーコンボ

by Atelier

This entry explains latest Salvagers Combo Deck that I create.
The list adopt "Chalice of The Void" and "Walking Barista" and more.
I wrote a sentence in English because I want people from all over the world to read it.
I expect translation by volunteers.


どうも、初めまして。黄鶏屋 Ama'sのアテリエルです。冒頭の英語は海外へ向けた宣伝と淡い期待です(笑)

このたび、いつもお世話になっているKMC様から、

「ちょっとうちで記事書いてみない?(いつも世話してやってんだろゴラァ?うちの大会で有名になったんとちゃうんか?あぁん?)」

と言われたので、ありがたくデッキの解説記事を書かせていただくことになりました。
(関西人は笑いのためにすぐに話を盛る)


今回は、自分がこのKMCという大会で使用し2位入賞したのち、様々なメディアで取り上げられた結果、一部で話題となっているサルベイジャーコンボについての解説となります。

どマイナーなデッキですが、面白い動き(俗にいう分からん殺し)をするデッキです。
最近は興味を持ってくれて、実際に組んで使っている方もちらほらでてきてありがたい限りです。
そういう方が増えればいいなと思い、頑張って書きます。

ただ、実際は、
「あ!記事見ました!コレをこうすれば勝てるんですよね?」
と、裏目に出ることの方が多いのですが、それはそれ(笑)

まずは、現在一番有名であろう、各記事に取り上げられたリストを貼っておきましょう。


Tanaka Mikito「ローグ・コンボ」
Known Magicians Clan - 75th(2位)

4 《平地》
2 《Tundra》
4 《魂の洞窟》
4 《古えの墳墓》
4 《裏切り者の都》
-土地 (18)-

4 《歩行バリスタ》
4 《僧院の導師》
2 《粗石の魔道士》
4 《オーリオックの廃品回収者》
-クリーチャー (14)-

4 《ギタクシア派の調査》
4 《オパールのモックス》
4 《水蓮の花びら》
4 《ライオンの瞳のダイアモンド》
4 《Lodestone Bauble》
4 《ウルザのガラクタ》
4 《虚空の杯》
-呪文 (28)-

4 《虚空の力線》
2 《ファイレクシアの破棄者》
2 《封じ込める僧侶》
2 《静寂》
1 《造物の学者、ヴェンセール》
1 《解呪》
1 《残響する真実》
1 《仕組まれた爆薬》
1 《漸増爆弾》
-サイドボード (15)-




このリストを取り上げて頂いた記事
<MTGGOLDFISH様>
なお、この記事の記者である、Sean Brown氏は、このデッキを気に入って貰えたみたいで、ご本人も、様々な調整をしつつ、使用していただいています。
一度、コンタクトを取ってみたいところ。

<晴れる屋様>
週刊デッキウォッチングのvol.114。
以前にも、別のサルベイジャーデッキを取り上げて頂いたことがありましたが、2度目の登場をさせて頂きました。(以前の分は後述)

<THE SOURCE様>
ChemicalBurns氏により、New and Developmental Decksに、Chalice Bomberman/Bomberman Stompyとして、このリストをベースにしたスレッドが立ち上がりました。
様々なカード、リストに対して議論がされ、大会の参加結果なども多く報告されています。

<CHANNEL FIREBALL様>
Caleb Durward氏により投稿された簡単な解説と対戦動画です。ついに、チャネルまで。
それにしても、次の記事で解説しようとしてた最新版のボブ型を作り上げてるという。
あれ?書くこと減った?・・・・パクりじゃないよ!すでにいくつかの大会で使ってたんだよ!?

※記載の順番は、私が知る限りの掲載の日付順であり、他意は無いことを明言しておきます。


<リスト説明>
Auriok SalvagersLions Eye Diamond

サルベイジャーコンボとは、《オーリオックの廃品回収者》(以下サルベイジャー)で《ライオンの瞳のダイアモンド》(以下LED)を墓地から回収し、ループさせることで、差し引き1マナずつ増やしていき、無限のマナを獲得したのち、”しかるべきカード”でとどめを刺すコンボのことをさします。

このリストの斬新なところは、《虚空の杯》(以下チャリス)を採用していることで、これによりデッキパワーとコンボの成功率の大幅な上昇が行われました。
本当に、このサルベイジャーコンボにチャリスを入れるというのは、大きなブレイクスルーであり、もはやパラダイムシフトと言っても過言ではありません。
それまで、「チャリスは敵」という旧パラダイム(認識、考え方、常識として捉えてください)から一転して、最高の相棒にもなり、それがこの一つの大会の結果にとどまらず、いろんな人々の中で検討がすすんでいる様は、まさしくパラダイムシフトではないでしょうか。

なお、チャリスX=0は相変わらず大敵です。ホント、クソ(笑)。

(そういや、デッキ名、パラダイムシフトにしようかな。今まで決めかねていたし。生みの親なんで、名付けてもいいよね?問題は同名のカードが存在することか・・・)

Paradigm Shift(このカード何か悪さできないかなぁ・・・)

また、アーティファクトを墓地から再利用出来るという能力は、現在のレガシーがカウンターと死儀礼による墓地対策への依存度が非常に大きいという環境において、大きなアドバンテージです。
カウンターでは、何度も墓地から唱えられるカードたちを止めきることはまず不可能であり、墓地を利用するデッキへの対策として、サイドボードから墓地対策の枚数を減らす原因になっている死儀礼も、アーティファクトに対しては無力です。
そういった要因もあり、脚光を浴び始めたと考えています。

さて、往年の”しかるべきカード”に《黄鉄の呪文爆弾》が使われていたことから、ボンバーマンの別名もあるデッキです。

※正しくは、サルベイジャーコンボの亜種がボンバーマンとなります。
サルベイジャーコンボの必要なコンボパーツの枚数が少ないことに注目し(というかぶっちゃけ代わりの効くカードがないから少ないのだ(泣))、空いている枠についてコンボを成立させる方向のサーチカードなどではなく、カウンターなどの妨害を増やしてコントロール寄りにシフトしたデッキがボンバーマンです。
日本ではボンバーマンという名前そのものの認知度が高く(ばい はどそん)、同一視されがちですが、一応、もともとは方向性が違うデッキであることを周知しておきます。


さて、話が若干横に逸れましたが、”しかるべきカード”=”フィニッシャー”についてお話ししましょう。

<フィニッシャーの選定基準>
サルベイジャーコンボにおけるフィニッシャーの選定基準は、単純に無限マナを利用できるだけでなく、実は多岐に渡ります。一つずつ解説しましょう。

(1):無限マナを利用できる
 とはいえ、サルベイジャーコンボの最大のメリットが無限マナの発生なので、利用できるに越したことはありません。

(2):アーティファクトのキャスト誘発を利用できる
 LEDをハンドに回収し、キャストして、起動するという一連の動作を無限に繰り返すことが可能なため、アーティファクトのキャスト誘発で動作するカードもフィニッシャーの候補となります。
 ストームや果敢なんかも、ここに分類されます。

(3):アーティファクトが戦場に出た誘発を利用できる
 上記と同様で、今度は戦場に出たときの誘発を利用する形です。また少々違いますが、戦場にあるアーティファクトを利用するタイプも実質ここに含めます。

(4):ほぞである
 LEDでハンドがなくなる性質上、フィニッシャーは事前に戦場に出しておくか、別の手段で用意する必要があります。
 そこで、真っ先に注目するのが、サルベイジャーの能力です。
 1マナ以下のアーティファクト、要するにほぞを墓地から手札に回収することができるため、一番手っ取り早いです。
 なお、自身をサクることが出来るほぞは、同時に(1)の条件を満たします。

(5):墓地からキャストできる
 もともと墓地から唱えられるのであれば、引いておくか、事前に墓地においておけばOKです。
 フラッシュバックや余波がこれに該当します。




もちろん、これらすべてを満たす必要はありませんが、多く満たすことで、コンボの揃えやすさが向上します。
また、サルベイジャーコンボというデッキは、コンボのワンパンチを決めるために全てを捧げるタイプのデッキではなく、全体の総合力で戦うデッキと考えています。
ですので、基準を多く満たすからと言って、単体で弱いカードはあまり好ましくありません。
それを踏まえて、採用しているフィニッシャーに関して、詳しい解説を書きます。


Walking Ballista

・《歩行バリスタ》(以下バリスタ)

カラデシュにて降臨したサルベイジャーのフィニッシャー界における最新にて最強のクリーチャー。
今までのフィニッシャーをすべて過去にした、段違いで便利で強いフィニッシャーです。
選定基準としては、(1)と(4)に該当します。

バリスタとサルベイジャーの相性の良さを上げましょう。

1:0マナのほぞである
サルベイジャーのフィニッシャーの条件として、ほぞであることが大きな条件の一つです。
そしてバリスタは、点数で見たマナコストは0マナでありながら、(X)(X)という可変コストのため、事前に墓地に落としておいてもフィニッシャーの役割を保て、+1カウンターをプレイヤーとクリーチャーへの1点ダメージに変換可能という能力で、直接プレイヤーを倒すことが出来ます。

2:無色である
無色のアーティファクトであるため、2マナランドの恩恵を大きく受けることが出来ます。
サルベイジャーそのものが(3)(白)というコストのため、2マナランドはどうしても使いたいため、相性がよく、リストとしてタッチカラーを使う場合も、邪魔になりません。

3:クリーチャー除去として使える
+1カウンターを1点ダメージにノーコストで変換できる能力が、サルベイジャーコンボのフィニッシャーたらしめているのですが、この能力は序盤から積極的に使うことが可能です。
裏返る前のデルバーに、にっくき《スレイベンの守護者、サリア》や《ファイレクシアの破棄者》に、《若き紅蓮術師》や《ヴェンディリオン三人衆》や《瞬唱の魔道士》などのタフネス1に、やっかいなクリーチャーに対しては複数のカウンターを使って相打ちを取ったりなど(筆者は公式戦でX=1でキャストしたバリスタを使い、無限マナ無しで《墓忍び》を落とした経験あり)。

4:マナを支払いパンプアップが可能
(4)を支払うことで+1カウンターを乗せることが出来ます。
この能力が非常に有用で、サルベイジャー本体と合わせて、コンボが揃っていない中盤以降のマナフラッドが起こる盤面でも、そのマナをアドバンテージに変えることが出来るため、長期戦にも強い構成になっています。
また、相手の墓地対がクリーチャーに限られるなどの盤面(特に死儀礼)では、先にX=1でキャストしておき、無限マナを発生させ、この能力でパンプアップしてから、火力に変えることで、墓地対を回避できるのも、とても有効な手段なので、覚えておいて損はないです。


カードの特性上、序盤に出してヘイトベアやクロックの痛いクリーチャーを能力で相打ち、墓地に居座り、中盤に少し大きめのX指定で出して十分有用なクロックになり、終盤はフィニッシャーサイズで登場するか、そのままコンボのラストパーツとして現れ、引導を渡す。

序盤、中盤、終盤、隙がないと思うよ。


Monastery Mentor
・《僧院の導師》(以下メンターもしくはハゲ)

運命再編にて登場したMtG界最強のハゲ。
果敢とハゲ分身を持つ。
定基準としては、(2)に該当します。

メンターが戦場にいる状態で、サルベイジャーコンボが決まると、キャストしたLEDに誘発して、無限トークン、無限パンプが発生します。
あとは、酔っていないハゲが居れば、そのまま殴ってゲームセット、全員酔っていれば仕方ない。次のターンに無数のハゲが対戦相手を蹂躙します。

メンターはサルベイジャーコンボの相性だけで言えば、選定基準の(2)しか満たしていないため、事前準備が必要となり、そこまでいいとは言えません。
しかし、それを補って余りあるカードパワーがあります。
ハゲ分身して出てきたトークンも果敢を持っていることが重要で、果敢というキーワード一つでも、サルベイジャーコンボのフィニッシャーになりうるため、本体が除去されていても、残っていたトークンが無限にパンプして対戦相手を倒す場面も多々あります。

また、コンボのフィニッシャーとしてマナを必要としないため、《スレイベンの守護者、サリア》や《アメジストのとげ》によるコスト増加を1枚限り無視して無限を決めることが可能です。

そのほか、コンボを決めずに単純にこいつだけで決まることも多々あり、

1ターン目:墳墓+ペタルからメンターからガラクタ、ガラクタ、オパモ
2ターン目:ガラクタ追加ドロー、追加ドロー、ドロー。LED、チャリスX=1で果敢2回で13点
3ターン目:果敢なしで7点でジャスト20点。

なんてことが、そこそこ起こります。起点となるのはハゲたった一枚です。

1ターン目:墳墓チャリスX=1
2ターン目:魂の洞窟からメンター

は、コンボ以外のほとんどのデッキにとって致命傷になります。


終盤においては、サルベイジャーと合わさると、マナのある限り果敢とトークン発生を行うことが出来るため、早ければ出した次のターンにはゲームが終わることもあります。
特にペタルもしくはオパモ2枚があると、1マナで果敢とトークン発生を行うことが出来るため、非常に効率がいいです。

サルベイジャー+主要なアーティファクトで1回の果敢とトークン発生に必要なマナコストのリスト

−1:LED
1:水蓮の花びら、オパールのモックス(戦場、墓地、手札のいずれかに合計2枚あり、金属術を達成している場合に限る)
2:ウルザのガラクタ、ミシュラのガラクタ、トーモッドの墓所
3:Lodestone Bauble
5:仕組まれた爆薬(トークンを流さない様にX=1でキャストする必要がある)


あと、出来ればメンター算と呼ばれる、ダメージ計算は覚えておきましょう。
普通はヴィンテージでのみ必要とされる技術ですが、このデッキはもろにその計算が必要になります。
特に対コンボ。雑にプレイするとキルターンが変わる可能性が高いです。ガラクタという変則ドローが計算難度をアップさせていますが、頑張りましょう。



Lodestone Bauble

・《Lodestone Bauble》

本来、もっとも早くこの世界に生み出された、このリストのフィニッシャー。ようやく人間(というかアテリエルという変態)は、チャリス+サルベイジャー+LED+Lodestone、この組み合わせに追いついた。
この中でサルベイジャーが最後に生み出されたが、それが2004年。もう13年前には完成してもおかしくなかった組み合わせだった。

バリスタ、メンター、に続く第三の矢。
選定基準としては、(1)と(4)に該当します。
能力は、以下の通りです。

「(1),(T),Lodestone Baubleを生け贄に捧げる:プレイヤー1人の墓地にある基本土地カードを最大4枚まで対象とし、それらをそのプレイヤーのライブラリーの一番上に望む順番で置く。そのプレイヤーは、次のターンのアップキープの開始時にカードを1枚引く。」



他のガラクタとの違いは、1マナかかる代わりに、直接相手にドローを与えられるところ。
このルートは、《神聖の力線》などのプレイヤー対象不可に影響を受けず、《罠の橋》を代表として攻撃制限も受け付けません。

また、フィニッシャーとしての役割以外を考えると、チャリス環境下で使えるドローソース、メンターの果敢の種になり、そしてサルベイジャーが居るコンボ非成立時において、繰り返し使えるドローソース。

単体では、弱いため微妙に思えるかもしれませんが、それを補う潤滑剤としての役割が非常に強力です。


以上でフィニッシャーについては終わりです。
あと1枚ピックアップして解説しましょう。

Cavern of Souls

・《魂の洞窟》
墓地からフィニッシャーが舞い戻るとしても、そもそもサルベイジャーが打ち消されては意味がありあせん。
基本的にはカウンターはカウンターでしか対応出来ないのがカウンターの強みですが、だったらそもそも打ち消されなくしてやりましょう。
魂の洞窟はそれをもっとも手軽に、そして確実に行うことが出来ます。
人間を指定するため、その恩恵はサルベイジャーだけでなく、メンターや《粗石の魔道士》、サイドのヘイトベアの一部も受けることが出来ます。
特にサイドのヘイトベアが重要で、ペタルとオパモも合わさり、白マナ以外がシングルシンボルに抑えられるなら、十分キャスト可能です。



これで、第1回は終了です。
ここから先は読み飛ばしてもらっても何も問題ない、自分とサルベイジャーコンボの歩みとなります。
次回は、リストのバリエーションや検討中のカードなどをまとめようと思います。
尺的に問題あれば、次々回がプレイング関係になるかと。次回にまとめられればまとめます。
次回以降は、もうちょい短くなるといいなぁ(笑)
あと、反響が薄いと書かせて貰えないかもしれないので、どしどし感想お待ちしております。



<<サルベイジャーとの出会い>>

Tanaka Mikito「ペインター」
KMC GPT京都トップ8

2 《島》
1 《Tundra》
1 《Underground Sea》
4 《溢れかえる岸辺》
4 《教議会の座席》
1 《古えの居住地》
2 《魂の洞窟》
3 《古えの墳墓》
1 《裏切り者の都》
-土地(19)-

4 《絵描きの召使い》
4 《オーリオックの廃品回収者》
-クリーチャー(8)-

4 《渦まく知識》
1 《Transmute Artifact》
1 《直観》
3 《工匠の直感》
4 《ライオンの瞳のダイアモンド》
3 《オパールのモックス》
3 《水蓮の花びら》
1 《仕組まれた爆薬》
4 《丸砥石》
2 《上天の呪文爆弾》
1 《黄鉄の呪文爆弾》
1 《虚無の呪文爆弾》
1 《大祖始の遺産》
1 《師範の占い独楽》
1 《弱者の石》
1 《罠の橋》
1 《精神を刻む者、ジェイス》
-呪文(33)-

4 《エーテル宣誓会の法学者》
2 《使徒の祝福》
2 《真髄の針》
2 《防御の光網》
2 《罠の橋》
1 《解呪》
1 《トーモッドの墓所》
1 《墓掘りの檻》
-サイドボード(15)-

http://www.hareruyamtg.com/article/category/detail/186




およそ二年半前。
自分が初めてサルベイジャーコンボを使用したリストです。運よく入賞出来て、さらに晴れる屋さんに取り上げられて頂いたため、しっかりリストが残ってました。

当時は、サルベイジャー一本で勝ちに行くには、コンボの揃いやすさ、速さ、対処のされ辛さの全てが足りなかったため、ペインターコンボをハイブリッドしています。
即死を数多く仕掛けることで、そのあたりをカバーしようとした構築です。
これはこれで、悪くはなく、内在するギミックは途轍もなく多いリストで、個人的には好きなリストです。

<わかりにくいギミック>
・サルベイジャー+LED+仕組まれた爆薬+丸砥石 = 無限ライブラリーアウト
自分に起動すれば他の呪文爆弾などのパーツを探しにも行ける

・サルベイジャー+LED+仕組まれた爆薬+独楽 = 無限ドロー

など。

今使うとなると、割と重要な役割を果たしていた独楽が禁止になったため、少々辛い感じです。
(《工匠の直感》でほぼ任意にライブラリーのシャッフルが可能なため、独楽の利用価値が非常に高い)


このリストでも、エターナルパーティーで16位など、細々とは活躍していましたが、もう一段階ブレイクスルーが欲しいとずっと感じていました。




<サルベイジャーオンリーのデッキを目指して>

なんとか、サルベイジャー一本でデッキを組めないかとずっと考えていて、wisdom guildで、「点数で見たマナコスト:1以下」「カードタイプ:アーティファクト」「構築範囲:レガシー」「禁止・制限:禁止カードは除く」で検索し続ける日々。

なんといっても、メインから大量に入ってるソープロが辛い(当時はミラクル全盛期)。LEDでハンドなくなったタイミングで除去されることに対応するすべがほとんどありません。
《外科的摘出》というピッチ墓地対も幅を利かせはじめ、そもそも、サルベイジャーコンボよりも高速で安定性の高いコンボデッキがいっぱいある。。。

なにか。なにかないか。。。。

そこで、目に留まったのが《虚空の杯》。

「(コレいつもX=0で置かれて憤死するけど・・・・あれ、X=1で置いたら、上記の問題がほとんど解決するんじゃない?)」


光が差した瞬間でした。
Gleam of Battle
(*:イメージ映像です)


嫌な現実(チャリスX=0)から目を向けないことで生まれた微かな希望。
こうなると次の行動はこう変わります。
「点数で見たマナコスト:0以下」「カードタイプ:アーティファクト」「構築範囲:レガシー」「禁止・制限:禁止カードは除く」

最初に目についたのは《キマイラ的大群》と《大蛇の孵卵器》でした。

ただ、サルベイジャーコンボはその特性から、ソーサリータイミングでしか無限マナは出せないため、上記の2枚では、召喚酔いの影響をばっちり受けてしまいます。
また、キマイラは辛うじて単体でも機能しますが、大蛇はさすがに厳しいです。さらに、致命的な欠陥として、「自身で墓地に落ちれない」かつ「戦場にある状態で無限マナの捌け口にならない」という性質。
これでは、上手く決まらないでしょう。

そう都合よくはいかないか・・・・

深い絶望に呑まれかけていたその瞬間
ひと際眩い閃光が アイデア無き成人の体を貫いた…

ガラクタ「覚醒めよ...(ry」

そうガラクタです。スロートリップではあるものの、無限ドローが可能に。
ハンドに引き込める前提なら、先に挙げた2種類もフィニッシャーとして十分に機能するじゃないか!


ただ、実際に回してみると確かにうまくいけばチャリスの上から決まる形にはなりましたが、スロートリップで1ターン、召喚酔いで1ターンかかるため、サルベイジャーコンボで無限マナを出してから2ターンもかかるのは致命的な遅さであり、必要なカードも多すぎるため、形になりませんでした。



アテリエル「ガラクタに頼らず、素直にキマイラを増量して、さらに粗石の魔道士とかも入れれば、なんとかなる、、のか?うーむ・・・」

L「ねぇ」

アテリエル「うん?」

L「わたしじゃだめなの?」

アテリエル「ん?ああ、0マナガラクタシリーズの残り1枚で、かの有名なForce of Willを輩出したアライアンスで、そのWillを上回るレアリティのレアカードとして収録された再録禁止のLodestone Baubleか。どうせ、基本地形なんてそうそう割れられないし、0枚対象で起動することになるんだったら、起動コストに1マナかからないし、付属効果もあるウルザやミシュラを使うんだよなぁ」


Lodestone Bauble

Lodestone「でも、わたしは、相手を選べるよ?」


アテリエル「そりゃまあ、上手くいけば数ターンのドローを腐らせることもできるかもしれないけど、レガシーでそんな場面、ほぼ無いしなぁ」

Lodestone「違うの。ドローのとこをよく見て欲しい」

アテリエル「「なになに?〜そのプレイヤーは、次のターンのアップキープの開始時にカードを1枚引く。・・・そのプレイヤー?」

Lodestone「うん」

アテリエル「自分の墓地の0枚として起動したら、ドローは?」

Lodestone「自分」

アテリエル「相手の墓地の0枚として起動したら、ドローは?」

Lodestone「相手」

アテリエル「無限に繰り返すと?」


Lodestone「ライブラリーアウトで勝利」

アテリエル「あうfbはfじぁgfぶさgふぁいおうぎあfhぶいおあfほあうf」



いや、まあ、こんな風に、カードから語り掛けてくれたら、探すのも考えるのも構築するのも楽なんですがねぇ(笑)

そんなわけで、チャリスサルベイジャーが形になった瞬間でした。

ただ、この段階では、セカンドプランが確立しておらず、これ一本で行くのは、まだ難しかったので、大会などで結果は出せませんでした。


<運命再編の時>

それからも決め手に欠けるため、ずっとWisdom Guildとにらめっこする日が続きます。
そんなある日、スタンダードにおけるローテーションが行われ、運命再編がスタン落ちしました。
そういえば、どんなカードあったっけ。
???検索中???検索中???検索中???

「はげっ!?」

そうメンターこと僧院の導師です。
ヴィンテージで活躍しているのは知っていたくらいで、時々レガシーでもサイドボードや、たまにミラクルのメインに入っていたハゲ。
以前から気になってはいたのですが、高かったのもあって検討していなかったのですが、よくよく考えると、LEDのリキャスト時に、能力が誘発して、無限パンプ+無限トークンじゃん!
しかも、事前に出しておく必要はあるものの、マナが増える必要がないから、サリアやアメジストのとげ1枚では、コンボが妨害されません。
本体のハゲが殺されていても、モンクハゲトークンも果敢を持っているため、無限パンプが可能!

そして完成したデッキがこちらです。

4 《溢れかえる岸辺》
4 《古えの墳墓》
4 《魂の洞窟》
2 《平地》
1 《裏切り者の都》
1 《カラカス》
1 《島》
1 《Tundra》
1 《Underground Sea》
1 《Scrubland》
-土地 (20)-

4 《オーリオックの廃品回収者》
4 《僧院の導師》
3 《粗石の魔道士》
-クリーチャー (11)-

4 《水蓮の花びら》
4 《ライオンの瞳のダイアモンド》
4 《虚空の杯》
2 《オパールのモックス》
2 《仕組まれた爆薬》
4 《Lodestone Bauble》
3 《禁忌の錬金術》
3 《衝動》
2 《歪める嘆き》
1 《虹色の断片》
-呪文 (29)-


4 《虚空の力線》
3 《月の大魔術師》
3 《罠の橋》
2 《エーテル宣誓会の法学者》
1 《誠実な証人》
1 《ハーキルの召還術》
1 《解呪》
-サイドボード (15)-




これをグランプリに持ち込みました。
が、結果は初日落ち。エルドラージの波に飲まれました。

メタ相性が悪い中無理矢理使ったこと以外にも、盤面に触れられるカードが少ないこと、全体的にカードが重くてテンポが悪いことなど、いくつかの要素が勝てなかったことを後押ししてしまっていました。


それからの年内、スランプに陥り、もうこのデッキ無理なんじゃないか、それなら、もうレガシー引退して、統率者だけで遊んでようか、などと考えていました。


そんな中、出会ったのが、カラデシュのスポイラーで見た《歩行バリスタ》でした。

良い意味で、今まで苦労は何だったのかと思うくらい、完璧にサルベイジャーにハマるカードでした。

そこからガラクタの枚数や、土地の種類、枚数の変更などを検討し、調整を重ねて出来上がったのが、最初のリストとなります。

こんな感じで完成に至りました。
苦労は長かったけど、日の目を見る事が出来て良かったです。
これからも研究を続けて行こうと思います。


<最後に>


このリストを題材にしていただいた創作プレイ動画です。作者のすとんP(はんかく)様から掲載許可を頂きました。
実際にこのリストを組まれたそうで、勝ち方も負け方も、とても良く特徴が捉えられています。
サルベイジャーコンボの入門編にはぴったりです。
他の回も面白いデッキが取り上げられていることが多く、きっと、この記事をここまで読んだ方は楽しめると思いますので是非。
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