KMC Schedule
84th KMC
9月23日(Sat)
受付:13:15
開始:14:00
参加費:1000円
会場:港区民センター
最寄り駅:地下鉄中央線、JR環状線「弁天町」下車 徒歩7分

[[今後の予定を更に見る]]


関西レガシーカレンダー(間違っていても責任は負いません。)
83th KMC Final Movie

【コラム】スタックを理解する


パワー2以下のハローワーク


インペルアルリクルーター面接。
それは《帝国の徴募兵》が必要な人材をスカウトし、新社会人い活躍を与えるものである。

ここに一つの企業がある。
株式会社《ペインター》。
2008年設立の、砥石と染色に定評のあるコンボ堅きな新鋭企業である。

彼らは果たしてどのような人材を採用するのだろうか?



Border_4.jpg
 imperial recruiter crop

「君はもう内定をもらっているの?」

「はい、《バーン》様に。あとは《パトリオット》様の最終面接が決まったところです。」


「ほう、《バーン》か。うちのことも随分研究しているそうだね」
「はい!御社の製品に不利益を被る《ファイレクシアの破棄者》は私が燃やします」


勇む《渋面の溶岩使い》 渋面の溶岩使い
《帝国の徴募兵》も彼を社長面接に呼びかけるのもいいのではないか、と考えていた。










????「ちょっと待ちな!あんた、業界研究が足りてないんじゃないかい?」


jaya ballard


突然現れたのは、とても面接とは思えないスタイリッシュな恰好の炎の魔術師であった。

「ちょっと待てよ、今は俺の面接中だ」
「いーや、もう終わりだよ。環境には《真髄の針》のほうがよっぽど多いって知ってまだ面接を続けるのかい?」

その言葉で、《渋面の溶岩使い》は名前の通りの渋面を示した。


肩を怒らせながら帰っていく《渋面の溶岩使い》を見送りつつ、《帝国の徴募兵》は熱々のコーヒーをすする。
《ヤヤ・バラード》の炎で温めてもらったのだ。

「で、あなたなら《真髄の針》を破壊できるとでも」
「ええ、御社が得意とする染色の技術があれば、だけどね」

《帝国の徴募兵》は彼女の中にある“灯”を見逃さなかった。
そして、会社が成長するチャンスも。。。。






「次の紹介はペインタデッキやー」
と思っていたらdomeさんがタイムリーにKMCを優勝されたので、デッキ紹介部分は割愛。
おめでとうございます。


てことで前回のおさらい。►前編:【コラム】スタックを理解する


●(ほぼ)全ての行動に優先権が発生します
●スタックを確認しましょう



はい、以上です。
MOをやっている人ならば、しっかりと確認できるのできっと大丈夫なことでしょう。


さて、後編にあたる今回では、どのような事態にスタックに関する問題が起きやすいか。
また、どのような事態にスタックを使ったテクニックを披露できるか。
それらの一例を紹介していきたいと思います。

その際、この間GP名古屋の最中、名古屋市内の飲み会で私が覚えた
『合コンの“さしすせそ”』と絡み合わせてみますね。


テーマ1:スタックを理解していないと起きやすい問題~


フェッチランド起動⇒解決

よくある問題1位ですね。勝手に探してはいけません。
探し始めたときに唱えられたものが《エイヴンの思考検閲者》なら、まだやり直しが聞きます。

《もみ消し》なら?ジャッジ出場です、青くないからと言って安心してはいけません。

 ⇒《疑念の影》
 ⇒《束縛》
 ⇒《魔力変》からの……
白 ⇒《霊気の薬瓶》から《レオニンの裁き人》


など、言い出せばキリがありません。レガシーではあまりみないカードも多いですね。
でも、禁止でもない限り可能性はありますよね?

「わぁ、“しらなかったぁ”」

では済まされません。


プレインズウォーカーの起動型能力

これも初心者が勘違いしやすい事象のひとつ。
この頼もしい仲間は『忠誠度カウンターを増やす(減らす)』ことをコストに『テキストに書かれている内容』を起動します。

つまり、

.《精神を刻むものジェイス》着地⇒+能力起動。そこに《稲妻》を打ち込んだ結果は

.忠誠度カウンターが2個置かれた《精神を刻むものジェイス》がある状態で能力が解決されます

「じゃあ能力を使う前に《稲妻》や!」

.《精神を刻むものジェイス》着地⇒+能力起動
そう、着地後スグに能力を起動した際、優先権が移らないため、《稲妻》を打ち込めないのです。

「“そうなんだぁ”」

そう思った方は、ひとつマジックが上手になれましたよ!


●ドローステップの優先権

こんなところにもあるんですよ、優先権。
カードを引いた後に誘発型能力が解決されます。
レガシーでよく見るカードだと《森の知恵》あたりが有力ですね。

そして、このドローステップによくキャストされるのが、《外科的摘出》や《ヴェンデリオン三人衆》などです。
引いたカードがインスタントタイミングで唱えられないカードなら、そのまま追放領域やライブラリーの底へ…なんて事にも。

引いたカードをすぐに唱えるのではなく、ここでも優先権の確認を行えば、

「“さすが!”ルールをわかってる」と評価されること間違いなし!



テーマ:2 スタックを理解していれば使えるテクニック~


●《ヴェールのリリアナ》をやっつけろ

+1能力でハンド、―2能力で場のクリーチャーを墓地送りにする優秀なプレインズウォーカー。
名だたるプレイヤーなら知っている、ちょっとした対策を共有しましょう。

リリアナの性質上、お互いの手札、もしくはあなたの場が壊滅に近づいている場合が多数です。


.もし、相手の手札がゼロなら、相手はアドバンテージを失わずに手札のカードを1枚要求するわけです


「なら、相手の手札を増やしましょう」


《ヴェールのリリアナ》能力起動⇒解決
その間にバウンス呪文を唱えたら?そう、一種のパーマネント破壊に早変わり!

「“センスあるぅ”」


.次に、こちらのクリーチャーが1体の時に相手が―2能力を使ってきたら、それは確定除去と同じ効果ですね

「なら、クリーチャーを増やしましょう」

《ヴェールのリリアナ》能力起動⇒解決
その間に《瞬唱の魔道士》を唱えたら?緑絡みのフェッチランドを起動させて《ドライアドの東屋》をプレイしたら?
なんと、あなたの場に元からいたクリーチャーが守られました!

「“すごぉい”」


いかがでしたか?
もちろんこれらはほんの一例に過ぎません。
カードを知ることで可能性をドンドン広げていきましょう!

ゲームを買っても説明書を読まないのは、それが一人だけでするものならば構いません。
ただ、誰かとするのであれば、その人と楽しむために説明書を読むべきだと私は思います。

上手なプレイヤーは、構築やプランニング、プレイングはもちろん、ルールへの理解も深いです。
いきなりプレイスキルを上げることは不可能でも、ルールを覚えることはできると思いませんか?


最後に、本日覚えたことを復習しましょう。


  • さ すが
  • し らなかった
  • す ごい 
  • せ ンスある
  • そ -なんだ



・・・・・・え、こっちじゃない?
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負けを認める

――――――グリセルさん 第1話―――――


すきすきすきすき コンボ すき~ あいしてる♪
すきすきすきすき すき? すき~ グ~リ~セル~さん♪


この罠の橋わたるべからず~

「グリセルさーん、一大事にござるー!」

いつものようにエムラ衛門が暗黒寺(※)に駆け込んできました。
このお寺にはどんな問題でもドローと力技で解決する、邪悪な小坊主がいるためです。

「はーい」

登場、我らがグリセルさん。
今日は一体どんなゴリ押しを見せてくれるのでしょうか?


『このはしわたるべからず』

川に架けられていたのは《罠の橋》。
これでは対戦相手の戦場へは参れません。

「ふっふっふ。グリセルブランドよ、この橋を渡らないと儂を倒せぬぞ」

橋の向こうで高笑いをするはミラクル将軍。
果ては《Tundra》の極寒の地から、飛んで熱帯の《Volcanic Island》まで。
3つの色に渡る領地を持つ、それはお偉いお殿様。
独楽回しの達人でもあるそうな。

「将軍の手札は4枚。従者の天使たちは渡れて、我らのみが渡ることができないのです。」

「あわてないあわてない、さっそく7枚ドローして考えてみましょう」

グリセルさんはおもむろにライブラリーから7枚のカードを引き、少し考えた末、さらに追加のドロー。
計14点のライフを支払うことができたのも、ミラクル将軍がライフへのプレッシャーをかけるのが得意ではなかったからです。

「何か思いつきましたか」

「はい。今のママで橋を渡ることができないなら、渡れるように作りかえればいいのです」

18枚の手札をひらひらさせながら、グリセルさんは意地の悪い笑顔を浮かべます。

「では大工さんに登場していただきましょう」

キャスト!《ダク・フェイデン》《罠の橋》を対象に、《ー2》能力を起動!


なんということでしょう。
あんなに狭かった《罠の橋》が、エムラ衛門も渡れる広々とした空間に。
飛行クリーチャーすらもとらえる謎のうねうねした物体も、匠の細やかな気配りにより取り払われたのでした。
これには家族も大喜び。
さっそくエムラ衛門とグリセルさんはミラクル将軍をひとやすみさせに橋を渡ります。


「はーい。面白かった?じゃーねー」


※安国寺と読みは同じですが、実際の人物・建物・団体とは一切関係ありません。あしからず。


     ―――――――――――――――




「先人の所業を笑いにかえる、それがパロディである」

みなさんこんにちは。
某国民的アニメを見たことない世代には今回の冒頭部分が伝わらないのでは、とドキドキするChunです。
著作権的な意味でもドキドキしております。


さて、今回は《奇跡》vs《スニークショー》という、このコラムにあるまじき取り合わせです。
中華料理屋でオムライスを頼むようなものですね。

大きな大会ではそれなりの数のプレイヤーが使用する《スニークショー》
一般的な対策方法は2つ、うち1つが



出させない

と言うものになります。
ハンデスでキーカードを抜くも、ヘイトベアーでライフ共々圧力をかけるも、《実物提示教育》を打ち消すもよし!
それでも《実物提示教育》が通ってしまったらどうしましょう?
そこでもう1つの解決法

クリーチャーを無力化する


の登場です。
《スニークショー》には基本大型クリーチャーしかいない構成が多いので、(《ヴェンデリオン三人衆》等のサポートクリーチャーがいる事もあります)
《罠の橋》は対策不可能なカードになりえます。
クリーチャーの枚数が圧倒的に少ないので、《謙虚》を置いて数で勝つ方法もありますね。

ここで、対策カードを置かれた《スニークショー》側の視点に立ってみましょう。

……そう、何もできません。
上記のグリセルさんのように対策カードキラーがあるのであればいいのですが、サイド戦でもない限り絶望的です。
まだ《奇跡》側には《精神を刻む者、ジェイス》もいなければ、天使トークンが暴力的に並んでいるわけではありません。
しかし、このまま続けても《スニークショー》が勝つことはないでしょう。


「続けますか?」


当たり前ですが、マジックの大会では投了が認められています。
なんでもすぐに投了するのはせっかく勝てたかもしれない場面をフイにするかもしれません。
状況によっては対戦相手に不快感を与えるかもしれません。
しかし、あなたが絶対に勝てないと感じた場面においてはどうでしょう?
あなたを追い詰めた対戦相手の手腕に敬意を表して、負けを認めることも大切だとは思いませんか?

現実的な側面でいうと与えられた時間は有限です。
圧倒的な場面を展開されたのが1セット目だった場合、あなたは投了するかどうかを考えて欲しいのです。


続けるメリット
もしかしたら勝てるかもしれない
相手のデッキの中身がより分かるかもしれない

投了するメリット
2戦目、3戦目に時間を多く割ける
試合が長引くほどギャラリーが増え、あなたのデッキや戦術が第3者の目に留まる危険性を回避できる


もちろんこれは一例に過ぎません。その中でもみなさんに特に考えて欲しいことが

もしかしたら勝てるかもしれない

の部分です。
あなたには“もしかしたら”の中身を思い描いてプレイ出来ていますか?
不利な状況からどうすれば勝てるのか、そのヴィジョンもなくだらだらと引いたカードに一喜一憂していませんか?
逆に、勝てるプランが明確に潜んでいるのに、場の優劣だけで投了を選択していませんか?


負けを認めることも重要なプレイングの1つです。

・お互いの場の状況を把握すること
・続けた場合、どうすれば勝てるのかを思い描けること
・残り時間と、その時間をどう当てるのかを考えること
・なにより、対戦相手と気持ちのいい試合をすること


全てを意識してこそ、初めて戦略的な投了ができるというものです。

まずできること、それは自分のデッキの中身を正確に理解すること。
あなたのデッキの力を最大限引き出して、対戦相手と充実した時間を作りましょう!
それでも負けることは多々あります。
そのときは潔く負けを認めましょう。


……どうしよう、今回本編ほぼボケ無しに書いてしまった。



     ――――――グリセルさん 第2話―――――


すきすきすきすき コンボ すき あいしてる♪
すきすきすきすき すき すき グリセルさん♪


この罠の橋わたるべからず

■□■主要登場人物■□■
グリセルさん:対戦相手をひとやすみさせることに定評のある小坊主
ミラクル将軍:《罠の橋》もいいけど、クリーチャーを出させない努力もしよう
エムラ衛門:暗黒寺に駆け込む際に滅殺6が誘発している
ダク・フェイデン:筆者予想ではスニークショーで案外活躍できるのでは、なリフォームの匠


今回も架けられている《罠の橋》。一度は破れた戦法だが、そこは稀代のミラクル将軍。
転んでもタダでは起きません。

「おやぁ。将軍様、今回は警備の方を雇ったんですね」

橋の隣にある駐在所には《平和の番人》{時給(1)(白)}が。
これでは橋の幅を広げても、渡ることはできません。

「ふっふっふ。諦めて用心棒ジェイスに精神を刻まれるがいいわ」

「慌てない慌てない、今回は一気に14枚引いてしまいましょう」

《水蓮の花びら》をキャスト。
さらに《金属モックス》をキャストして、《御霊の復讐》を刻印。
黒マナから《暗黒の儀式》、もう一回《暗黒の儀式》!

「まさか貴様、デッキを変えたのか!」

怒りに顔を赤くするミラクル将軍。
しかしストームが9に達するころには血の気がひいて青ざめ……
最後に《苦悶の触手》が将軍に絡みつき、白い泡を吹いてひとやすみさせられたのでした。

「さすがミラクル将軍、顔色だけでトリコロールを表すなんて」


「次回、?屏風に隠れたる雄ジカ退治?をお楽しみに、ねっ!」
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【コラム】<番外編>あまり当たらないデッキこそ知ろう~エンチャントレス編~

このコラムを楽しみにしている全国十数名(推定)のみなさーん!
こ~んに~ちは~!!駄文系コラムニストのChunです。


今回はタイトルの通り番外編です。だから前フリはありません。
“決してネタ切れではありません!”――さて、どのように番外編かというと……
真面目にプレイング、プランニングの話をします!


「あれ、このサイトってレガシーの大会コラムだからそれが普通じゃあ?」


聞~こ~え~な~い~(><)とにかく内容のほうへGO!GO!


     →


さて、みなさんはレガシーのサイト内にある無名雑談系プレイヤーのコラムを読むほどの方々。

―つまり
K.トランプをするときに妙にシャッフルがうまくて仲間に変な目で見られる
M.中途半端に英単語に強くて仲間に変な目で見られる
C.会話に割り込むときに「スタック」と言って仲間に変な目で見られる

くらいMtGが好きなはず。
一般的にtier1と呼ばれるANTやRUG Delverを始めとする大会でよく見られるデッキとは戦い慣れているハズ。

しかしここはレガシーフォーマット。tier1だけで構成される大会環境ではないはず。

初見のため、どのような対策をしていいかわからないまま撃沈!!なんて事態も起こりえます。



いや俺ら仲間に変な目で見られるくらいレガシーしてるからそんなんないし


し、失礼しました?(汗)

てなワケで自身満々の強豪さんには何を今さらな内容です。
が、このデッキとの戦い方を知りたいという方は是非。で、今回紹介したいデッキはコチラ。


Border_4.jpg


「キヨシー!いいかげんここを開けなさい!」

「うっせぇんだよ!俺はこの部屋を一歩も出ないからな!」

いつからだろう……キヨシの考えている事が分からなくなったのは…
私のお腹の中から出てきたはずの息子は長い間自室から出てこない。
食事の問題、排泄排の問題があるから、すぐに部屋を出てくるだろうと思ってた。









甘かった


あの子は《独房監禁》状態を脱することを止めないと言う意思表示の様にアップキープ毎に排泄物を窓から捨てた。

独房監禁01
そして食事。
彼には《アルゴスの女魔術師》という友達がいて、その子が食事を与えているらしい。


憎い。
なのに《アルゴスの女魔術師》がどうやって2階にあるあの子に食事を与えているのかも分からない。
私から接触する事も出来ない。

もう、私にはキヨシを部屋から出す事は出来ないの……



Border_4.jpg





《エンチャントレス》です。
《アルゴスの女魔術師》と《女魔術師の存在》という2種類のドローサポートカード。

enchantolesss.jpg
それによって成り立つ超防御カードの《独房監禁》

独房監禁

負けない状態から少量のフィニッシャーに繋げるデッキです。


黎明期のフィニッシャーは《聖なるメサ》が有名で、その後は《空位の玉座の印章》や
《引き裂かれし永劫エムラクール》と言う選択に移っていきました。


このデッキはtier1とは遠い存在ですが、

K.ビートダウンを完全否定できうる
M.まずまず安価に組める
C.特徴的なデッキなので一定数のファンがいる

等の理由から廃れる事なく存在を続け好成績を残すポテンシャルをも秘めております。


もちろん、このデッキも切磋琢磨を続けております。
特に大きな変化があったのは、やはり《ラヴニカへの回帰》でしょう。



Border_4.jpg



「そんな……」そこにはキヨシの無残な姿があった。
決して餓死ではない。一体誰が……

警察はすぐにやってきた。
私は何度も、まるで機械人形の様に同じ質問に答え続けた。


キヨシはダメージを受けず、呪文や能力の対象にならなかった事
キヨシの部屋には《真の木立》が貼ってあり《アルゴスの女魔術師》にも《独房監禁》にも触れられなかった事


―――質問は続いた。
警察は私が息子を殺したと思っているのだろうか。


もう、疲れたのだろう。私は声を張り上げてしまった。
誰があの子を殺せるって言うんですか!対象を取らずにライフロスでもしない限り出来る訳ないじゃない!


その時、警察の目が大きく見開かれた。
このままだと両目ともポトリと落ちちゃいそうなくらい驚くものだから思わず笑っちゃった。
あれ、いつぶりだろう。笑ったの。


そこからはすごく早かったわ。
だって、全ての対戦相手へのライフロスなんて出来る人が限られているんですもの……

そう、捕まった犯人は……









まずは《死儀礼のシャーマン》。

死儀礼01




そして《突然の衰微》。

衰微01


このままだと衰退の一途かと思われるエンチャントレスですが、ラヴニカでは同時にパートナーも得たのです。



     ―――――――――――



「ごめんねキヨシ。あなたに何もしてあげられなかった……せめて安らかにお眠り」



     ―――――――――――



《安らかなる眠り》と《Helm of Obedience》のコンボはデッキの高速化に貢献しました。
同時に《タルモゴイフ》や《死儀礼のシャーマン》《瞬唱の魔道士》への解答にもなったのです。

ヘルムピース





さて、いい加減に《エンチャントレス》と当たったらどうすればいいかを考えましょう!
今回は特にオリジナリティに富んでいないR.I.P&ヘルムコンボ搭載型と過程して行います。
結局のところ前フリが長かったわけですが――と言うかいつもより長かったわけですが――

果たしてここから先の解説を読む人はいるのでしょうか……




     →




まず最初に相手がエンチャントレスかどうかに気づきましょう。
小さい大会なら顔を見れば一発です。


では大きい大会だと?


大抵エンチャントレスは1ターン目での特定が可能です。


なぜ?


エンチャントレスの多くのカードはエンチャントレス専用のカード
そう言い切っても過言ではありません。

では一般的な動きをお教えしましょう。


①.フェッチランドを挟むかどうかに関わらず、基本《森》がセットされやすい

②.その《森》に《繁茂》もしくは《楽園の拡散》が付けられる。or《ミリーの悪知恵》がキャストされる



もちろんこれらの行為を行わない場面もあります。
が、その際は相手がマナ加速をしなかったorドロー操作をしなかった事になるのです。
他にも《豊かな成長》を唱えたり《金属モックス》からいきなり《アルゴスの女魔術師》と言うパターンも有。


では特定出来たら次はどうしましょう?


白系・緑系なら
エンチャントを壊す準備が必要です。
もしくは妨害に走りながらクロックを重ねましょう。
《スレイベンの守護者サリア》は相手の動きを大幅に遅らせるどころか、動きを完全に止める可能性すらあります。
エンチャントレスはおおよそ土地が20枚とあまり多くありません。

要求される追加の1マナはそのまま敗北へと直結するかも知れない一方で
対コンボ・コントロールで活躍する《ガドック・ティーグ》は対エンチャントレスでの仕事量は意外と多くありません。
止められるカードは《Helm of Obedience》や《空位の玉座の印章》などのフィニッシャー。
フィニッシャーを探すカードや、ドローのギミックなどは止める事が出来ないので
最後のターンに《忘却の輪》で対象に取られて終わり――なんてことも。

しかし、裏を返せば《ガドック・ティーグ》を守ればフィニッシュされないので
《ルーンの母》や《森を護る者》との組み合わせは妙技です。
《引き裂かれし永劫、エムラクール》が出てきたらご愛嬌。



青系なら
マストカウンターは2種類のエンチャントレスです。
ハンドアドバンテージの観点で見ると、1つ通してしまうとグングンアドバンテージの差が発生してしまいかねません。
逆にエンチャントレスが場に無いと、多くのカードがアドバンテージを得ないレガシー級のパワーを持たないカード群
特に《独房監禁》なんかはもうただの《安全な道》です。
相手のテンポを崩した上で素早くクロックを刻むか《精神を刻むものジェイス》でアドバンテージ優位を広げましょう。



黒系なら
《ヴェールのリリアナ》が鬼畜です。コンボ系の多くに有効な毎ターンのハンド喪失。
被覆である《アルゴスの女魔術師》にもマイナス能力が有用である事。
ハンデスで言えば、やはり《アルゴスの女魔術師》を捨てる事は非常に有効です。
しかし、マナが伸びなかったりする様なハンドであれば敢えて軽量エンチャントを落とす事も一手となります。



赤系なら
最速で相手を殺す必要があります、と言うかそれが出来ないと負けです。
エンチャントレス(R.I.P型)は早くなったと言えど、4~5T目で勝てるデッキならば間にあう事が多いです。

もちろん早ければ2ターン目に《独房監禁》を張って維持に持っていく事や、
3T目にライブラリーを空にする事もあります。
しかし、あくまでもドロー操作の少ない(無いと言ってもいいかもしれない)コンボデッキ。
そうそう決まるものではありません。



無色系なら
堂々と構えて《全ては塵》を撃ちましょう。
タイミングは相手がエンチャントレスの2枚目を張った後がオススメです。
ドローが始まるとリカバリーされてしまう公算が大きくなります。



漠然とわけてみました。漠然としすぎて困りますね。
少し視点を変えてしてみると……


↓↓↓↓↓↓


テンポ系なら
《目くらまし》は前半から腐りやすいので、1ターン目の《繁茂》に対して撃つ事も重要です。
そうすれば相手は2T目にケア無しで《アルゴスの女魔術師》を置くことになるか、
はたまた《女魔術師の存在》をキャスト出来なくなるかもしれません。

もちろん《目くらまし》を撃って2T目の《アルゴスの女魔術師》や《安らかなる眠り》が打ち消せないとアウト。
ただ、3マナある状態でそれらを撃たれたら???その当たりはもう読み合いです。
このコラムは可能性を提示する事しか出来ません。

《もみ消し》は多くのカードに有効です。
例えば《安らかなる眠り》に合わせれば《タルモゴイフ》や《敏捷なマングース》のサイズを守る事が出来ます。
エンチャントレスの誘発ドローを1枚消すことが出来ます。
そもそも土地の少ないデッキなので序盤のフェッチに合わせて撃てば勝ちがいきなり近づきます。


最適なクロックは《秘密を掘り下げる者》です。

delver.jpg
先ほども述べた様に決して早いデッキではないのでカウンターや《もみ消し》で妨害しながら3点クロック!
これで十分勝ちえます。


サイド後もプランそのままでOKです。
カウンターは多めでクロックは《秘密を掘り下げる者》優先です。全体火力がサイドにあるなら入れましょう。




各種コンボなら
さっさと決めて下さい。基本妨害はしません。
サイド後は《神聖の力線》と《エレファントグラス》があると思って行動しましょう。



コントロール系なら
《石鍛冶の神秘家》はそこまで怖くありません。さすがに速度があるので。

《相殺》+《師範の占い独楽》は早く決められるかが勝負の分かれ目です。
エンチャントレスが並んでしまうと、打ち消してもドローがあるので対応しきれなくなります。
後は3マナにマストカウンターがチラホラある事には要注意です。

ハンデス・カウンターを基軸に置いたものなら、落ち着いてエンチャントレス及びコンボパーツを処理しましょう。
アドバンテージを得させなければほぼマグロです。




ビート系なら
頑張れ!



やっぱり漠然としていますね。
でも、あらゆるデッキでどうするかなんて書いていたら皆さん読むのが嫌になるでしょう?
既に現在、普段のChunコラムの2倍は書いています。

では私がエンチャントレスを使っていたときに感じた所感を簡単に書いて終わりとしましょう。



Boder.jpg

《独房監禁》について
結構初見の方は警戒されますが、あれはあらゆるカードの補助があって初めて機能するものです。
つまり《独房監禁》を処理するならエンチャントレスを処理します。
もしくは《独房監禁》をキャストした時にエンチャントが無い場面を作ります。
《独房監禁》を出して安心した所でエンチャントレスを破壊すると出し損にまでさせられます。


《繁茂》について
キープにもよりますが、打ち消す価値は大アリです。
恐らくハンデスの場合《繁茂》を落とす場面は多いでしょう。
もちろんそうでない場面も多々あるので難しくはありますが『スルーして次のエンチャントレスを消せばいい』と言う
固定観念だけは持たないようにしてください。


エンチャントレスを消さずにフィニッシャーだけ構えれば勝てるんじゃないの?
《引き裂かれし永劫エムラクール》ルートならあなたは滅します。
更に回りだしたら1Tにフィニッシュブローを複数発撃たれてもおかしくないデッキです。
フィニッシャーを消す準備は大切ですが、事前準備を見逃す理由としてはチト弱いかと。







クリーチャー除去はサイドアウトすべきだよね?



・・・



空から光が!なんということでしょう。
《セラの聖域》に天使が舞い降りました。《悪斬の天使》です。

            baneslayer angel

してやったりなエンチャントレス使いは左手の指を使い「K」を形作り、
伸ばした腕を揺らめかせながら歌いだします。


「……アグレッシッッ







著作権の観点からここまで。

少数派ですが、サイドからのクリーチャーinは起こりえます。
確実にいらないから抜く、それで入れるカードは確実にいるものですか?
まぁ普通は抜いていいと思います。そこまで読み切れませんよね。



長々と書きましたが、結局のところ漠然としたものしか書けません。
しかし、この漠然をもとにエンチャントレスと当たった時、0スタートより良い結果が掴める事を私は望んでいます。

あれですね、デッキ解説はやっぱり上手い人が書くべきです。
私はまた駄文を綴るとしましょう。




(Chun/記者ブログ
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【コラム】スタックを確認する#前編

     ――――――パワー2以下のハローワーク―――――

2006年。
それは私たちにとって忘れられない年となった。
氷河期の再来である。

《コールドスナップ》

レガシーに置いては《相殺》や当時こそ評価されなかったものの《暗黒の深部》など
環境に与えた影響も多いエキスパンションである。因みに筆者は《占術の岩床》と《結界師ズアー》が好き。


じゃなかった2010年―《リーマンショック》―就職氷河期の再来である。


企業はより良い人材を採用するため、より若年層に企業を知ってもらう試みを行った。
説明会はもちろん、近年はSNSを活用した採用活動がメジャーになりつつある。
もちろん国側も公正な採用活動のために日々議論を交わしている。
就職活動解禁日の設定は話題となり、企業はインターンシップを中心とした活動への移行が見られる様になった。


そんな就職活動に翻弄される一つの企業があった。

株式会社《魔の魅惑》

彼らは果たしてどのような人材を採用するのだろうか?






Boder.jpg

「君はもう内定を貰っているの?」

「はい、《エスパー石鍛冶》様、《パトリオット》様に頂いております」

「tier1上場企業だよね。そんなエリート、うちじゃ肌に合わないと思うけどなぁ」

「いえ、《魔の魅惑》様の下であれば、隙なく場に出て《殴打頭蓋》をサーチする事が出来ます」

「知ってるかい?《魔の魅惑》を出した次のターンには5マナ出せるんだよねぇ」


その言葉で、もともと色白だった《石鍛冶の神秘家》の顔は、むしろ青白くなった。




すごすごと帰っていく《石鍛冶の神秘家》を見送りつつ、《帝国の徴募兵》は冷めたコーヒーをすする。
どうしてもういくつも内定が出るような時期に、わざわざインペリアルリクルーター面接を行うのか。
彼は会社の意向に疑問を持ちつつも、次に来る学生の到着を待った。
そのときだった。

《帝国の徴募兵》の背後から、言いようのない気配がする。
まるで背中を這いずり回されるような。いや、夢の中にまで忍び寄られたような……
コーヒーカップを震える手を抑え込み、《帝国の徴募兵》は振り返った。

そこにあったのは異形だった。



猿を思わせる長い手足。
病魔にでも犯されているのか、頭部と背中は赤く腫れ上がっている。
そしてなによりも、濁った水のような虚ろな目。

それに見つめられた瞬間、《帝国の徴募兵》は喫茶店から姿を消した。




「おい、なんで帰ってきたんだ!今日は面接だろう」
《帝国の徴募兵》はあたりを見渡し、ここが自分のデスクであることに気が付いた。


「そうか、俺は手札に戻されたのか……」

「聞いてるのか、面接中にここにいるなんて、せめて良い人材でも見つけてきたんだろうな」

「はい、最高の人材。いや、イリュージョンです」


《帝国の徴募兵》は《夢で忍び寄るもの》を思い浮かべながら、真っ直ぐ上司を見つめた。




Border_4.jpg

     


☆☆☆KMCは就職活動をしながらMTGをする人を応援します☆☆☆

今宵も当コラムを読んでいただきありがとうございます。
KMCの電波コラム担当、Chunです。

当初、主催からは「みんなが新しくマジックを始めたくなるようなコラムを」という依頼を受けましたが、
どっちかと言うと「ネタが解る人だけが思わずニヤッとするコラム」を作っている気しかしません。
正直、私ののコラムを読んでレガシーを始めたら、きっと電波デッキを作ることでしょう。

《Illusions of Grandeur》や《土を食うもの》は地味に高いぞ♪


さて、ようやく主題に移りたいと思います。
実は、今までは『レガシー環境で構築をしてみよう』というテーマでコラムを書いていました。
これからは、いよいよプレイするに当たって注意すべきことを述べていきたいと思います。
いわゆる『第2章 マナー編』です。


マジック・ザ・ギャザリンングは長い歴史を持つ、完成度の高いルールが敷かれたゲームです。
そのため、覚えなければいけない基本的な事、気を付けるべき事象も多数あります。
初心者はもちろん、何か月も、何年もマジックをしているプレイヤーでも自信のない部分があることでしょう。


その中で特に重要で、マジックをするにおいて必ず重要なこと。
それはスタックだと私は感じています。
意識しすぎて、日常生活でも使ってしまいそうなくらい。


「すいません、手あいてますか?」

「ごめん、今○○やってるから」

「それは後で大丈夫です、これスタック積むんで、先解決してください!」

「――え?」


みたいな感じです。仕事もマジックも優先順位が大切ですよ。



そのスタックですが、

呪文を唱えたとき(土地は唱えません)
能力を起動したとき(マナ能力は除く)
能力が誘発したとき(常在型能力との違いに要注意)

以上3つのいずれかが起こった時に発生します。
その際に、APから優先権を得るわけですが、詳しいルールに関してはより適したサイトや書物をご確認ください。
*AP:アクティブプレイヤー


私から皆さんに意識してほしいことは、スタックは必ず発生するということです。
刹那呪文もスタックには乗るので、誘発型能力は誘発しますし、特別な処理は挟むことができます。

―特別な処理?
《リシド》で、ケンサク、ケンサクゥ!!




今回、前口上で紹介しているデッキは《アルーレン》。
tier1には至っていませんが、レガシーと言う環境において通用しうるパワーを持つデッキ。
そしてスタックに対する強い理解が求められるデッキでもあります。
Samplekistはコチラ(外部リンク)


【簡単解説】

Border_4.jpg
①:《魔の魅惑》をキャスト

Aluren.jpg

Border_4.jpg

②:何度も場に出す事で勝利に直結する『青か黒』で『3マナ以下のクリーチャー』を出す(先に場にいてもOK)

low3.jpg

Border_4.jpg

③:《洞窟のハーピー》をキャスト&自身の能力で戻す事で何度も『②』のクリーチャーを場に出す

洞窟のハーピー

このデッキの強みは《魔の魅惑》さえ戦場に出てしまえば、戦場のクリーチャーと手札全てが
脅威に変わるということです。


A『手札から《洞窟のハーピー》をキャスト』

ここで優先権が発生

A『場に出た誘発で《寄生的な大梟》戻したい』

ここでも優先権が発生

B『解決前に《寄生的な大梟》に《稲妻》』

またもや優先権が発生

A『ふふふ、今だっ!《夢で忍び寄るもの》キャスト』

やっぱり優先権が発生

B『もう一発《稲妻》』

しつこいようだが優先権が発生

A『じゃあハーピー自身を1点払って戻すわ』

もう何を言うかわかるよね?優先権が発生

B『あ……』

A『ハーピー出すで』

以下略

B『無念、投了』
A『いやや、スタックで《洞窟のハーピー》また1点払って戻す』

※投了はスタックを積みません。
たとえ親しい間柄でもやりたいことを強引にする行為には注意しましょう。



さぁ、ここにはBさんのプレイミスがあります。
お解かりでしょうか?さっそく正解VTRを見てみましょう!


A『手札から《洞窟のハーピー》をキャスト』

B『解決前に、《寄生的な大梟》に《稲妻》』

A『やるな!《夢で忍び寄るもの》キャスト』

B『もう一発《稲妻》』

A『なんで2枚も持ってるねん、さっさと梟焼いとけよ!』

B『で、《夢で忍び寄るもの》出たぞ、なんか戻せ』

A『自身戻すわ』

B『ほら、ハーピー出たぞ、なんか戻せ』

A『……自身戻すわ』


ハーピーが場かスタック上かで、大きく心証が変わりますね。
そう、どこで行動するかによってゲームは揺れ動くのです。
そのため、スタック一つを慎重に取る必要があります。


A『手札から《洞窟のハーピー》をキャスト、大梟戻す』

B『いやいや、ハーピー出る前に《寄生的な大梟》に《稲妻》撃つし』


この様な事態が起こらないように注意しましょう。
このパターンだとAさんは相手にまだ知らせる必要のない未来の行動を教える事になります。
マナーの観点からはもちろん、ゲームで不利にもなりえますよ。


みなさんが行っているマジック。その行動一つ一つに優先権は潜んでいるのです。
日常の行動一つ一つに危険が潜んでいるように……



     ――――――次回予告:もうひとつのインペリアルリクルーター面接、はじまる―――――

さすがにスタックの話は長くなるので、今回は前後編に分けて掲載します。次回もお楽しみに!!



(Chun/記者ブログ
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【コラム】知識の蓄積は力になる

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○世界の朝ごはん○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...

ota.jpg

今朝はここ、オタリア大陸にやってきています。
《ラースの被覆》以降オタリアに移住してきた遊牧民と幻術師の伝統が合わさった、珍しい料理があるんです。

おっ、これは食をそそられるライブラリーの削られる香り。あちらの民家でしょうか、さっそくお邪魔しましょう!



違う、そうじゃない!お前は調味料というものを何もわかっちゃいない


《コーの遊牧民》がキッチンに立つ《セファリッドの幻術師》になにやら指示を繰り返しています。

それに対応して、《セファリッドの幻術師》は豪快にライブラリーを調理していきます。
ここで、何やら珍しい調理器具を取り出しました。あれは《手甲》ですね。
一体あれで何を調理するのでしょうか……


セファリッドさーん

今日は朝ごはんにお招きいただきありがとうございまーす

うわー!ライブラリーのいいにおーい


やってきたのは《ナルコメーバ》たち。
どうやらオタリアでは賑やかや朝食が当たり前の風景のようですね。



さて、食材も揃ったことだし、最後の仕上げにかかりましょうか。ちょっといらっしゃい


そういって《セファリッドの幻術師》は《ナルコメーバ》をキッチンに招きます。


はーい

なんでも手伝いまーす

あれ?もうまな板に食材なんて出てませんよー


料理を楽しみにする反面、何か悪寒を拭えない《ナルコメーバ》たち。
楽しい食卓はどこへ……



《手甲》を装備した《セファリッドの幻術師》は無表情のまま振り返ります。
いつの間にか《ナルコメーバ》を囲むように背後へ回る《コーの遊牧民》息を飲む《ナルコメーバ》
そして、彼らは最後の声を聞くのでした。




お前たちが食材だよ!


振り上げられる《手甲》。まさに戦慄!!!


...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...



「この前フリは標準仕様です!」言い切りました、今月も一先ずここまで辿り着いて頂きありがとうございます。
自分のマーベリックにテラボアは入れてないけど最近PCに導入した《TeraPad》のおかげで
コラムがちょっと書きやすくなった気がするChunです。

今回お話したいのはテキストエディタの事ではなく、テキストエディタを知ったからコラムが書きやすくなった、
と言う事です。―――つまり。知ることが効率に繋がる、と言う事です。




例えば、あなたが《セファリッド・ブレックファースト》というデッキを知らないとしましょう。

相手の1T目に出てきた《コーの遊牧民》に除去を撃ちますか?
まぁいいや、と放っておいたとしましょう。

2T目に出てきたのは《堂々たる撤廃者》
嫌な予感がしたので、返しに《堂々たる撤廃者》に《稲妻》を撃ちました
すると3T目には《セファリッドの幻術師》あれヤバくない?、と思った時にはもう手遅れ。残念

あなたは《ナルコメーバ》の命を救う事が出来ませんでした。



Continue?


よし、《セファリッド・ブレックファースト》の動きを知りましょう。

①.《セファリッドの幻術師》を0コストで対象にできるカードでひたすら対象にとる。
*《コーの遊牧民》《手甲》

②.あなたのライブラリーが0になる。
その際、ライブラリーから墓地に落ちた《ナルコメーバ》が誘発。全員場に出ます。

③.墓地にある《戦慄の復活》をフラッシュバックでキャスト。
《栄光の目覚めの天使》か、《縫合グール》か《擬態の原形質》か・・・とにかく一撃死です。





Continue!



相手の1T目に出てきた《霊気の薬瓶》―――ちょっと待って、話が違う!
そう、あなたが考える間に相手も研究を続けているのです。


この辺りは前回お話したデッキの流動性ですね。対戦相手の事を知って自分のデッキを研究する。
その研究が巧くいけば、対戦相手はそれを考慮してまたデッキの形を変える。
ひとえにTCGとは、情報戦なのです。

今まで醤油を掻けるだけが全てと思っていたのに、本が出るほど多くのレシピが!

TKG0.jpg

T(たまご)C(かけ)G(ごはん)!



あ、雑念が……




相手のこと、デッキのことを知るのはとても重要なことです。
そして、漠然と知るだけでなく、挙動まで子細に把握できればあなたの勝利は近いでしょう。

①.相手がデュアルランドを盛大に並べているのにひたすらドローカードと《強迫》しか撃ってこない。
⇒ANTを疑え

②.こっちが1T目に《島》と《師範の占い独楽》を置いたのに相手の《石鍛冶の神秘家》が《梅澤の十手》をサーチ。
⇒だいたい相手のハンドに《殴打頭蓋》がある

③.KMC主催者の好きなアーティストは《Rebecca Guay》
⇒今度《ウッド・エルフ》でも持っていこう



など、プランニングにも繋がります。



必要最低限のカードから最大限の情報を引き出す。それが勝利への近道です。

また逆に、相手に情報を読み取られないシークレットテクも一つの手法ですね。
《セファリッド・ブレックファースト》という現在では認知度の低いデッキを持ち込む。
それ自体がすでに1つの情報戦を制した証なのです。

だから実践で勝てるかはまた別の話ですが。


さぁ、みなさんも1枚でも多くのカードのことを知りましょう!
そして、日頃大会を開いてくださるお店や主催者の方に感謝しましょう!



...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...


空から光が!なんということでしょう。《Tundra》に天使が舞い降りました。《栄光の目覚めの天使》です。

mezameangel.jpg

悪いセファリッドがほくそ笑む中、ウィザードたちが勝利という名のスパイスをもたらします。

これがオタリアの朝ごはん。誰かの生の裏には死が潜む。
どんな文明も野生王国の摂理を逸脱することはないのです。


次回:世界の朝ごはん
《ナントゥーコの祭殿》でリスたちが作る、おいしいスクランブルエッグをご紹介(嘘予告)

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...



はい、セルフパロディです。
ここまで読んでセファリッドのようにほくそ笑んでくださった方へ。
いつも読んでいただきありがとうございます。



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