KMC Schedule
88th KMC
12月17日(Sun)
受付:13:15
開始:14:00
参加費:1000円
会場:港区民センター
最寄り駅:地下鉄中央線・JR環状線  弁天町駅 徒歩7分

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関西レガシーカレンダー(間違っていても責任は負いません。)
86th KMC Final Movie

【デッキ解説】Counter-Burnの入り口

コンボとの対戦で《剣を鍬に》が腐るのが嫌だ?今すぐ《稲妻》と交換だ。
《思考囲い》を引いたけど、相手の手札は既に0枚…
トップデッキにだって対応できる。そう、《Force of Will》ならね。


初めまして。
この度は、【Counter‐Burn】に《行き詰まり》+《ミシュラの工廠》のギミックを組み込んだ
【UR‐LandStill】の紹介をさせて戴くことになりましたpaleと申します。

Still_Factry.jpg

本記事は次の1~3の3つの項目についての解説と最後にまとめとなります。

①.デッキ紹介
②.勝ち方とプレイング
③.デッキ相性
④.まとめ

Border_4.jpg



①.デッキ紹介

UR‐LandStillとはどのようなデッキだろうか。Counter‐BurnとLand‐Stillの2つに分けて見てみよう。
まずは、リストの紹介です。


【TOP8 Deck List】Known Magicians Clan:25thより

Deck Name:UR-Landstill

/Creature
4《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》

/Spells
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《Force of Will》
4《稲妻/Lightning Bolt》
4《もみ消し/Stifle》
3《行き詰まり/Standstill》
3《呪文嵌め/Spell Snare》
2《呪文貫き/Spell Pierce》
2《電解/Electrolyze》
2《噴出の稲妻/Burst Lightning》
2《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
1《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》

/Lands
4《Volcanic Island》
4《不毛の大地/Wasteland》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
3《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4《ミシュラの工廠/Mishra's Factory》
3《島/Island》
2《フェアリーの集会場/Faerie Conclave》
1《蒸気孔/Steam Vents》

■Sideboard
2《赤霊破/Red Elemental Blast》
2《粉々/Smash to Smithereens》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2《外科的摘出/Surgical Extraction》
2《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
1《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》
1《誘惑蒔き/Sower of Temptation》
1《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
1《否認/Negate》
1《狼狽の嵐/Flusterstorm》



《秘密を掘り下げる者》もない。《石鍛冶の神秘家》もない。《タルモゴイフ》もない。《天使への願い》もない。
……はたして一体何が強いのか。


Border_4.jpg

【1‐1】Counter‐Burnとは

ソーサリータイミングでしか唱えられない呪文は僅かに6枚。
デッキの大半を占める受動的なカードによってCounter‐Burnは土地と手札を構えながら、後の先を狙うデッキだ。

デッキ構成を大雑把に役割で分けてしまえば「1対1交換を行う軽いカード」と「1体多交換を行う重いカード」の2種類しかない。

前者で相手の脅威に対処しつつ、後者でリソースに差をつける。
その後、増えた手札で同じことを繰り返し、余剰分(場に残った《瞬唱の魔道士》や手札に余った《稲妻》など)で
ライフを削り切るのだ。
このデッキは古典的と言われるが、その理由は、テンポアドバンテージをハンドアドバンテージやカードアドバンテージに繋げる上記の動きにある。

何故、この古典的な戦法が成立するのか。そこに青と赤という色の強みがある。
冒頭に書いたように、打消しと火力という役割を担うこれらのカードは

①腐りにくい
②マナコストが軽い
③インスタントと、以上3点より効率良く手札から消化することが出来る


常に1対1交換を望めるため、対戦相手はいずれ先に手札のカードを使い切る。
手札も場もなかったら、相手が何でも関係ないね。
つまり、Counter‐Burnとは、相手とリソースに差をつけることを明確に勝利に繋げるデッキと言える。



【1‐2】Land‐Stillとは

1‐1でリソースに差をつけることが重要であることを述べた。
その戦略に現環境で即していると考えているのが《行き詰まり》+《ミシュラの工廠》だ。
《行き詰まり》は2マナで3ドローと《Ancestral Recall》に最も近く、レガシーでも最高高率のドローカードだ。
軽量の妨害で相手に場の優位を与えず、《行き詰まり》を唱える機会を作り出せるCounter‐Burnとは非常に合う。
更にこのギミックを取り入れる事でもう1つアドバンテージを得ている。対戦中の1シーンを例に見よう。


Border_4.jpg
先手1ターン目に出てきた《死儀礼のシャーマン》を《稲妻》で除去した。今、先手の3ターン目だ。

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黒緑を含む対戦ではしばしば起こり得る状況だ。《ミシュラの工廠》が実質2枚のカードを無効化している。
デッキ構築の段階で、環境に蔓延する《突然の衰微》や、各種プレインズウォーカーを無力化させ
多くのデッキに対してアドバンテージを獲得しているのだ。



【1‐3】デッキ構成

Counter‐Burnの個々の構成はメタや環境に合わせて変えるのが良い。
如何なる環境でもある程度勝てるリストを理想とするが、デッキが受動的な構成である以上、環境に依存する部分も大きい。

重要なのは「1対1交換」と「1体多交換」のバランスであって、その中身は問われない。
例えば、仮に《野生のナカティル》が同型再販されて8ナカティルZooなるデッキが流行ろうものなら
《噴出の稲妻》や《電解》を抜いて《火葬》や《Chain Lightning》を増量するだろう。

アドバンテージ源もミシュラランドがほぼ全てのデッキに入るのであれば《行き詰まり》は別のカードに
いっそ《血染めの月》なんかに変更する。
Counter‐Burnには無駄なカードが無いが、代替の効かないカードも無いのだ。



②.勝ち方とプレイング

このデッキが勝つときの9割は対戦相手のライフを0にする。
たまに《世界のるつぼ》+《不毛の大地》が決まって悲惨な事になったり《精神を刻む者ジェイス》がライブラリーを吹き飛ばしたりするが、稀だ。
ゲームプランは、前半の守る時間と後半の攻める時間の2つに分かれる。

前半は場の優位を取られない様に相手の行動に対処する。
レガシーの序盤における生物は大抵マスト除去だ。考えるのは、何で除去するべきか?

緑デッキ相手なら《タルモゴイフ》を想定して《呪文嵌め》は取っておくべきだろう。
《石鍛冶の神秘家》デッキ相手なら、どうせ終盤まで長引く上、タフネス3以上の生物を持たないため
《噴出の稲妻》を念のために《殴打頭蓋》用に取っておき《稲妻》で《石鍛冶の神秘家》を除去することも考えられる。


《Hymn to Tourach》を《呪文嵌め》で打ち消すのか、《呪文貫き》で打ち消すのか・・・
よく相手の場を見て、《タルモゴイフ》が出てきそうか、《ヴェールのリリアナ》が出てきそうか。
外した場合にどちらの方が処理しやすい手札か・・・
一手間違えれば前半でゲームオーバー、そんなスリルが味わえる。

ようやく生まれた一瞬の隙へ《行き詰まり》の設置に成功したら、一旦休憩。

td145_stnadstill.jpg
《ミシュラの工廠》があれば残りマナに気をつけて殴る。
相手が我慢出来なくなり《行き詰まり》を開けたらお楽しみの後半が始まる。
かつかつだった手札が蘇り、多くの選択肢が現れる。


あと何回殴れるか?
あと何回殴ったら火力圏内に入るのか?
どれだけ相手からの脅威を無視してこちらの攻撃や火力を通すことに専念して良いか・・・



相手の手札はジリ貧だ。《タルモゴイフ》に殴り合いを挑むのも良いだろう。
除去耐性も何もない生物たちで、いつ除去されるかとビクビクしながら攻撃を繰り返し
火力の連打でフィニッシュする気持ち良さが味わえる。

もちろん、戦法はこれだけではない。十分な土地と多くの軽い除去を持つため、多くの選択肢が与えられる。
手札が真っ赤に染まっているのなら、早めにダメージレースを仕掛けても良い。
1ターン目に《島》から《定業》を唱えて来ようものなら、その終了ステップ、プレイヤーを対象に《稲妻》だ。

攻撃的に行くのか、防御的に行くのか、何時その姿勢を変えるのか。
それを悩んでプレイすることがこのデッキの楽しみの1つだ。



③.デッキ相性

【3‐1】有利な相手

a.ANT/HighTide/Elves!/Reanimateなどのコンボ
大抵のコンボは打消しと《行き詰まり》による引き増しで有利に戦える。
Storm系に対しては《もみ消し》が、生物をコンボに組み込んでいるElves!などの場合は火力が役に立つ。
サイド後は火力か打消しか得意な方に寄せることでより有利になる。


b.Trico‐Miracle
《ミシュラの工廠》と《もみ消し》が打消し、《精神を刻む者ジェイス》、奇跡呪文に耐性を持つため有利。
《行き詰まり》が奇跡呪文を抑え込む上、ほとんど生物が出てこないので設置しやすい。
サイド後、《血染めの月》で《ミシュラの工廠》が機能しなくなる可能性もあるが、その分、余分な火力などが抜け
追加の《ヴェンディリオン三人衆》や《赤霊破》がサイドインされるため有利。

最速で《師範の占い独楽》+《相殺》が揃った場合はデッキ内の大半が機能停止するため勝つのが非常に困難になる。


c.DeathBlade
《不毛の大地》と《もみ消し》が刺さりやすく、生物も小さいため火力と1対1交換することが容易く
逆に対戦相手の《突然の衰微》やプレインズウォーカーは機能しづらいため有利。


d.Delver系―クロックパーミッション
明確に有利が付くわけではないが、各々に対して少しずつ有利な点がある。
共通しているのは《秘密を掘り下げる者》は除去しやすいことだ。

RUGDelver
《敏捷なマングース》が《ミシュラの工廠》で止まる。《タルモゴイフ》を着地させないようにプレイする。

BUGDelver
《死儀礼のシャーマン》が加わったことで、妨害が減り、小粒の生物が増えたため処理しやすくなった。
メインの除去である《突然の衰微》と《ヴェールのリリアナ》を無視できるため、こちらの生物はほぼ殴り得。
代わりに《タルモゴイフ》《墓忍び》《真の名の宿敵》と、通すことのできない生物も増えている。

Patriot
全体的なサイズが小さく、火力が有効となる。手札に多くの除去を腐らせている場合も多い。
《真の名の宿敵》を着地させないようにプレイする。




【3-2】不利な相手

a.《未練ある魂》を採用したDeadguyAleやEsperBlade
《未練ある魂》に対して、火力のみだと4:1交換。打消しだと2:1交換。
どうやっても1:1交換が取れず、デッキコンセプトに致命的なため、これを連打してくるデッキには不利。
《電解》はこのカードに対処するためのものだ。
今では《真の名の宿敵》がその枠を奪っているためまだマシと言える。
サイド後は《硫黄の精霊》で対処する。


b.ZooやJunkなどサイズの大きいビート
火力で処理しきれない場合2:1交換を繰り返す羽目になるので、自分がジリ貧になって負ける。
緑の生物対策はCounterBurnの課題である。最近は《死儀礼のシャーマン》のお陰で《聖遺の騎士》が減少していたり
Miracleデッキのお陰で、そもそもこれらのビート系が数を減らしているのが追い風である。


c.Lands系
メイン戦は《壌土からの生命》+《不毛の大地》でゲームが終わる。
サイド後は墓地対策が引ければ《もみ消し》と《不毛の大地》で《暗黒の深部》+《演劇の舞台》のコンボを牽制できるので有利。


d.《霊気の薬瓶》を採用した部族
《行き詰まり》と打消しが機能しなくなるため、ひたすら火力と《瞬唱の魔道士》をかき集めるゲームになる。
特に《魂の洞窟》を絡めて《ゴブリンの首謀者》でアドバンテージを得るGoblinや
手札から着地後まで一切手出しすることが出来ない《真の名の宿敵》を繰り出してくるMerforkは不利だ。

《ミシュラの工廠》と《赤霊破》の存在により、同型に近い青を含んだコントロールのマッチで有利を取れる。
全体の傾向としては、このデッキタイプが苦手・・・ではなく
メインから入っている特定のカードが苦手で不利となる場合が多い。
裏を返せばメイン戦での相性から悪化する場合が少なく、サイドボードで対策されにくいデッキであると言える。



④.まとめ

UR‐LandStillは現在のメタに合わせたCounter‐Burnのデッキで、リソースに差をつけて戦うデッキだ。
汎用カードの集合体であり、メタや環境に合わせて調整することで細部を変えて戦うことが出来る。
しっかりとした土地枚数に対して、軽い呪文が多く入っているため、高確率で初手をキープでき、ゲーム中の選択肢も多い。
ゲームはギリギリの綱渡りとなる事が多く、緊張感のある対戦が楽しめる。

《稲妻》の前では《秘密を掘り下げる者》も《闇の腹心》も《さまようもの》も全て等価。
《呪文嵌め》の前では《石鍛冶の神秘家》も《タルモゴイフ》も《灰色熊》も全て等価。

言ってしまえば、Counter‐Burnは除去のグッドスタッフデッキなのだ。
ブン回っているCounter‐Burnの前では対戦相手の素敵な一言が聞けるはずだ。


「全部持ってる!」



デッキ構成が汎用カードの集まりなので、同色でデッキを持っている場合は組みやすいと思われます。
この記事を読んで興味を持たれた方は是非Counter‐Burnを楽しんで頂きたいです。

拙い文章でしたが、ここまで読んで頂きありがとうございました。





関連:
【コラム】第9回KMCデッキ紹介 ~第25回KMC優勝『 UR-Landstill 』
UR-LandStillの基礎的なところから踏み込んだところまで、とても分かりやすくまとめられています。
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