KMC Schedule
127th KMC
7月5日(Sun)
受付:13:30
開始:14:00
参加費:1000円
フォーマット:Legacy
定員:100名
会場:福島区民センター
最寄り駅:地下鉄千日前線「野田阪神駅」徒歩7分

[[今後の予定を更に見る]]

関西レガシーカレンダー(間違っていても責任は負いません。)
第126回KMC決勝戦動画

シリーズ「PLAYER」第2回:土地単を極めし者、Takisaka Toru

シリーズ「PLAYER」第2回:土地単を極めし者、Takisaka Toru

by ttw

 GP静岡2018でYanagisawaというスターが生まれたと同時にもう一人の新しいスターがKMCから誕生した。GP静岡2018ベスト4のTakisaka Toruだ!

Player_Takisaka01.jpg
(Takisaka Toru)

 レガシーでは色んなデッキをころころ変えるタイプと一つのデッキを極める職人系のタイプがいる。Takisakaは後者の完成形だろう。KMCでは土地単を使い勝ち続け、Hori Masatakaと双璧を為す実力者として知られている。デッキによってマッチアップの相性が大体決まるものだが、この二人にはその常識が通用しない。「そのデッキに勝つの!?」という相性が悪いマッチアップでも平気で勝ってしまう

 今回は土地単の熟練の職人であるTakisakaにその実力の秘密と自身のルーツについて聞いた


--まずはGPTop8おめでとうございます

Takisaka:ありがとうございます。本当に嬉しい!

--Top8に進出したときの感想は?

Takisaka:14回戦でげんちゃん(*1)に勝って決まりました。ですが、その瞬間は現実感がなかったです。疲労感で実感が湧きませんでした

Takisaka:13-0-1で最後IDして周りからおめでとうと言われたときにようやく実感がわきました。

Takisaka:「俺、Top8に残ったんだ!やったー!!」って感じでした

Takisak:あとは生放送に出演したときも「あ、俺今から本当にTop8で戦うんだな」って気持ちになりました

--公式の生放送ですね。放送ではどんなことを話しましたか?

Takisaka:公式の生放送では黒田さんと八十岡さんに土地単のことについて聞かれました

--黒田さんとは大阪で話したことがあると思うのですが、八十岡さんと話すのは初めてだったのではないですか?

Takisaka:はい。話すのは初めてだったので緊張しました。生放送でも土地単のことについて色々聞かれたのですが緊張と感動でいっぱいいっぱいでした

Takisaka:「あのヤソと生で話している。もっと色々聞いてー!」ってなってました(笑)

--祝勝会でめちゃくちゃ美味い飯を食べたそうですが何を食べましたか?

Takisaka:静岡の南の方に漁港があるのですが、そこで海鮮定食をいただきました。友達のIdeueさんが見つけてきたお店だったのですがとても美味しかったです

IMG_1132.jpg


--Takisakaさんはいつ頃からMTGを始めましたか?

Takisaka:テンペストのときに始めてそのときは高校生でした。だからDCIナンバーが7桁なんですよ(笑)

Takisaka:当時はインターネットでデッキ検索するなんていう文化がなかったので、みんな最新の情報がない状態だったんですよ(笑)

Takisaka:周りの人たちも地元のショップでカードを買って手探りでデッキを作っていました

Takisaka:そのあと大学生のときに一度トーメントを引退したのですが、GP京都でまた競技に帰ってきました

Takisaka:去年までは院生だったので寮の仲間とMTGをしていました。再開するきっかけも寮の仲間と一緒にやろうかという話になったからです

--レガシーを始めたときに使っていたデッキは何ですか?

Takisaka:最初から土地単です。晴れる屋のKenta Hirokiさんの「USA Legacy Express」のデッキピックアップ記事を読んでこのデッキ面白いなって思って作りました

Player_HoriTakisaka.jpg
(写真左:Hori Masataka、写真右:Takisaka Toru)

KMCの土地単使いと言えばこの人も忘れてはいけない。関西レガシー現帝王、Hori Masatakaだ。二人はKMCで互いに土地単を切磋琢磨し合った仲で切っても切れない関係だ


--KMCではHoriさんとよく遊んでいますが、何かデッキについて相談とかしていますか?

Takisaka:Horiさんとは調整仲間というよりライバルという表現が正しいですね。同じデッキを使っているのですがデッキの突き詰め方というか、研究する方向性が違うのです

Takisaka:僕は新しいカードを試すのが好きなんですが、堀さんは既存のカードの使い方を突き詰めるタイプなんです

Takisaka:ですから、僕が試した新しいカードで堀さんを唸らせたときは「よっしゃ!」って思います(笑)

Takisaka:Horiさんを認めさせたときが一番手応えを感じる瞬間ですね

--《ドライアドの歌》は発想の勝利でしたね

ドライアドの歌

Takisaka:《ドライアドの歌》は個人的にも会心の一枚です

Takisaka:《森》にしてエンチャントしたカードを無力化するとともに《不毛の大地》が《名誉回復》になるんですよね。土地単では触りにくいパーマネントでも破壊できるようになるというのは大きな利点です

Takisaka:また《ドライアドの歌》は《演劇の舞台》と組み合わせると面白い使い方もできます。《ドライアドの歌》によって《森》になったパーマネントは《演劇の舞台》でコピーできます

Takisaka:しかしコピーした《演劇の舞台》は《ドライアドの歌》をエンチャントされていないので普通に能力を利用できます

--それは凄い!攻防一体の面白い使い方ですね

Takisaka:一度、対戦相手の《潮吹きの暴君》だったものを《演劇の舞台》でコピーしてこっちが《潮吹きの暴君》で暴れたということがありました(笑)

Takisaka:こういった感じで僕は新しいカードをガンガン使うタイプなんです。逆に堀さんは現在のテクニックを突き詰めていくタイプですね

Takisaka:堀さんは現在の環境を研究してプレイに反映したり、対戦相手の手札を読むことに長けたプレイヤーです

Takisaka:僕はどちらかといえば相手のことよりも今ある自分の盤面からできることを考えてるタイプです。そこから細かいテクニックを駆使して勝つことの方が得意なので、そういった面でも違いを感じます

Takisaka:そういうこともあってライバル心がありました


 確かにTakisakaの《輪作》の運用テクニックは目を見張るものがある。相手の隙をついてコンボパーツを揃えるのはもちろん、《Glacial Chasm》や《ボジューカの沼》で相手の詰めをかわして逆転勝利する場面を何度も見てきた
 
 対戦をしていても最後まで油断できないと思わされるのは諦めない心と自力を信じたプレイがあるからこそだろう

Player_Takisaka02.jpg

--Takisakaさんから見てKMCはどんな大会ですか?

Takisaka:正直に言ってKMCがあったから今日までレガシーをやっていたというぐらい大切な大会ですね

Takisaka:何かのTCGの記事で「今はデジタルカードゲームが隆盛している」という記事があったのです

Takisaka:その中でとあるプロがデジタルカードゲームの問題点を指摘して、その中の一つが初心者も上級者も一緒くたに放り込まれてしまうことについて語っていました

--というと?

Takisaka:紙のゲームは実際に触ってとりあえず遊んでみるということが出来ます

Takisaka:しかしデジタルカードゲームにはそれがありません。いきなり競技シーンに放り込まれます。そして競技の中では辛いこともあります

--ああ確かに。覚えがあります。自分が持っているカードだけで思い思いのデッキを作って、仲間内で遊んでいた頃が一番楽しかったと言う人もいますね

Takisaka:僕にとってその「まず遊んでみよう」という環境がKMCだったのですよね

Takisaka:KMCにはフレンドリーで腕に覚えがある人がたくさんいます。始めたてで色々聞くには絶好の環境なんですよね

Takisaka:また、自分のオリジナルのデッキを使っている人も多くいますので楽しむために来たという方にもいい大会だと思います

--ありがとうございます。これからも参加している方からそう思われる大会であるように努力します



--KMCでこいつは強い!ってプレイヤーはいますか?

Takisaka:Horiさん、Banbaさん、Sekimotoさんですね

Takisaka:Horiさんの強さはぶれないことにあります。手札を読むのが上手く、そしてそこから得た情報をプレイングに活かす能力が高いです

Takisaka:また表情に出にくいプレイヤーですね。僕はそういうのが苦手なので表情が読めないMOは助かります(笑)

Takisaka:そしてBanbaさんは思考のスピードが速いです。ANTはブラフのテクニックも要求されますけど馬場さんはそれが上手い

Takisaka:最後にSekimotoさんは…

--まあその人についてはいいでしょう(笑)

Takisaka:ええ!?(笑)

--今年の目標や抱負はありますか?

Takisaka:とにかくPTに出られるのでスタン、リミテッドを触らないと(笑)

Takisaka:あとはいろんなコミュニティに恩返ししたいです

Takisaka:参加することもそうですが、こうやってインタビューに答えることもその一環になればと思います

--最近、精力的に大会を回られているそうですね?

Takisaka:はい。実は前日も「Maples杯」に参加してきました(笑)


グランプリという大きなイベントで結果を残しても尚、ひたむきにMTGに向かい続けるTakisaka。プロツアーでも彼の活躍から目を離せない


次回は「Eternal Party2015」優勝者Banba Taikiさんをお招きします


*1:げんちゃん
KMCの常連プレイヤー。Shinohara Gen
本戦ではスティール・ストンピィを使用してバブルマッチまで勝ち上がった

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106thKMC、Top8DeckList、決勝戦動画、次回告知!

いつもお世話になっております!

今回のKMCは、109名もの方々にご参加いただきました!ありがとうございます!
また、新規の方も12名と沢山ご参加いただきました!今後ともよろしくお願いいたします!

そんな第106回KMCのTOP8DeckListと、決勝戦動画をKMCサイトにアップしました!
是非ご覧ください!

次回KMCは、3月2日(土)です!
是非ご参加ください!
106th KMC Top8 Deck List
http://mtgkmc.blog.fc2.com/blog-entry-648.html

106th KMC 動画
http://mtgkmc.blog.fc2.com/blog-entry-649.html

107th KMC
日程:3月2日(Sat)
フォーマット:レガシー
参加費:1000円
受付:13:15
定員:100人

■会場
都島区民センター

大阪市都島区中野町2-16-25

■アクセス
JR環状線「桜ノ宮」駅、「京橋」駅より徒歩約10分
長堀鶴見緑地線「京橋」駅より徒歩約10分

■備考
MMM合同開催

WPN主催店舗:BigMagicなんば店
最後になりましたが、KMCサイト(PCビュー)にて7月までのKMCの日程を告知しております!
全ての予定を空けておいてください!!
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106th KMC 動画

第106回KMC決勝戦Game1動画


第106回KMC決勝戦Game2動画

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106th KMC Top8 Deck List

106th KMC
2019.2.9
109 Players
7 Swiss Draw

106th KMC Top8 DeckList

1st Place
Player Name:Nunotani Akira
Deck Name:UWトークン
Deck Designer:さつき姫


Main
2 《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
1 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
4 《思案/Ponder》
4 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4 《Force of Will》
3 《終末/Terminus》
2 《先触れ/Portent》
2 《予報/Predict》
2 《任務説明/Mission Briefing》
2 《議会の採決/Council's Judgment》
1 《定業/Preordain》
1 《呪文貫き/Spell Pierce》
1 《対抗呪文/Counterspell》
1 《天使への願い/Entreat the Angels》
2 《相殺/Counterbalance》
1 《基本に帰れ/Back to Basics》
3 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
4 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1 《乾燥台地/Arid Mesa》
2 《Tundra》
2 《Volcanic Island》
5 《島/Island》
2 《平地/Plains》

Side
2 《外科的摘出/Surgical Extraction》
2 《狼狽の嵐/Flusterstorm》
2 《紅蓮破/Pyroblast》
2 《僧院の導師/Monastery Mentor》
1 《真髄の針/Pithing Needle》
1 《水流破/Hydroblast》
1 《解呪/Disenchant》
1 《天界の粛清/Celestial Purge》
1 《アゾリウスの造反者、ラヴィニア/Lavinia, Azorius Renegade》
1 《基本に帰れ/Back to Basics》
1 《至高の評決/Supreme Verdict》


2nd Place
Player Name:Fukudome Yuu
Deck Name:
Deck Designer:


Main
4 《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
4 《思案/Ponder》
4 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4 《Force of Will》
3 《終末/Terminus》
2 《先触れ/Portent》
2 《予報/Predict》
2 《呪文貫き/Spell Pierce》
2 《対抗呪文/Counterspell》
2 《議会の採決/Council's Judgment》
2 《相殺/Counterbalance》
2 《基本に帰れ/Back to Basics》
1 《衝動/Impulse》
3 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
4 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1 《乾燥台地/Arid Mesa》
2 《Volcanic Island》
1 《Tundra》
5 《島/Island》
3 《平地/Plains》


Side
2 《紅蓮破/Pyroblast》
2 《外科的摘出/Surgical Extraction》
2 《僧院の導師/Monastery Mentor》
2 《解呪/Disenchant》
2 《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1 《封じ込める僧侶/Containment Priest》
1 《イゼットの静電術師/Izzet Staticaster》
1 《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
1 《赤霊破/Red Elemental Blast》
1 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》


3rd Place
Player Name:Yamano Nobuteru
Deck Name:青白マンダブレード
Deck Designer:サクポンとウイロウ


Main
3 《プテラマンダー/Pteramander》
3 《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
3 《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
3 《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
4 《思案/Ponder》
4 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4 《Force of Will》
2 《呪文嵌め/Spell Snare》
2 《予報/Predict》
1 《呪文貫き/Spell Pierce》
1 《対抗呪文/Counterspell》
1 《議会の採決/Council's Judgment》
1 《梅澤の十手/Umezawa's Jitte》
1 《殴打頭蓋/Batterskull》
2 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
1 《大判事、ドビン/Dovin, Grand Arbiter》
4 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
2 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1 《汚染された三角州/Polluted Delta》
1 《乾燥台地/Arid Mesa》
3 《不毛の大地/Wasteland》
2 《Tundra》
5 《島/Island》
2 《平地/Plains》

Side
2 《外科的摘出/Surgical Extraction》
2 《狼狽の嵐/Flusterstorm》
2 《解呪/Disenchant》
2 《相殺/Counterbalance》
2 《僧院の導師/Monastery Mentor》
1 《真髄の針/Pithing Needle》
1 《封じ込める僧侶/Containment Priest》
1 《拘留の宝球/Detention Sphere》
1 《議会の採決/Council's Judgment》
1 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》


4th Place
Player Name:Harada Danpei
Deck Name:感染
Deck Designer:鶏アマ


Main
4 《ぎらつかせのエルフ/Glistener Elf》
4 《貴族の教主/Noble Hierarch》
4 《荒廃の工作員/Blighted Agent》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
4 《激励/Invigorate》
3 《思案/Ponder》
3 《巨森の蔦/Vines of Vastwood》
3 《Force of Will》
3 《目くらまし/Daze》
2 《Berserk》
2 《呪文貫き/Spell Pierce》
2 《強大化/Become Immense》
1 《輪作/Crop Rotation》
1 《森の知恵/Sylvan Library》
4 《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》
3 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
3 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
2 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2 《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
3 《Tropical Island》
1 《不毛の大地/Wasteland》
1 《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven》
1 《森/Forest》

Side
2 《外科的摘出/Surgical Extraction》
2 《ヴィリジアンの堕落者/Viridian Corrupter》
1 《輪作/Crop Rotation》
1 《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1 《水流破/Hydroblast》
1 《無のロッド/Null Rod》
1 《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
1 《真髄の針/Pithing Needle》
1 《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》
1 《原基の印章/Seal of Primordium》
1 《Force of Will》
1 《野生の抵抗/Wild Defiance》
1 《孵化+不和/Incubation+Incongruity》


5th Place
Player Name:Tubono Takenori
Deck Name:青白ミラクル(タッチ黒)
Deck Designer:tano


Main
3 《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
1 《僧院の導師/Monastery Mentor》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
4 《思案/Ponder》
4 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4 《Force of Will》
3 《終末/Terminus》
2 《先触れ/Portent》
2 《予報/Predict》
2 《対抗呪文/Counterspell》
1 《呪文貫き/Spell Pierce》
1 《呪文嵌め/Spell Snare》
1 《餌食/To the Slaughter》
1 《議会の採決/Council's Judgment》
2 《相殺/Counterbalance》
1 《基本に帰れ/Back to Basics》
2 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
1 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》
1 《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》
4 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
3 《汚染された三角州/Polluted Delta》
1 《湿地の干潟/Marsh Flats》
1 《Tundra》
1 《Underground Sea》
7 《島/Island》
2 《平地/Plains》
1 《沼/Swamp》

Side
2 《狼狽の嵐/Flusterstorm》
2 《封じ込める僧侶/Containment Priest》
1 《外科的摘出/Surgical Extraction》
1 《水流破/Hydroblast》
1 《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
1 《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
1 《解呪/Disenchant》
1 《天界の粛清/Celestial Purge》
1 《基本に帰れ/Back to Basics》
1 《僧院の導師/Monastery Mentor》
1 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
1 《概念泥棒/Notion Thief》
1 《イニストラードの君主、ソリン/Sorin, Lord of Innistrad》


6th Place
Player Name:Morishima Ryouta
Deck Name:労働 Calling
Deck Designer:


Main
4 《渦まく知識/Brainstorm》
4 《思案/Ponder》
4 《定業/Preordain》
4 《暗黒の儀式/Dark Ritual》
4 《思考囲い/Thoughtseize》
4 《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》
4 《冥府の教示者/Infernal Tutor》
4 《水蓮の花びら/Lotus Petal》
4 《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond》
3 《強迫/Duress》
2 《炎の中の過去/Past in Flames》
1 《汚物の雨/Rain of Filth》
1 《闇の誓願/Dark Petition》
1 《むかつき/Ad Nauseam》
1 《苦悶の触手/Tendrils of Agony》
4 《汚染された三角州/Polluted Delta》
3 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1 《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
2 《Underground Sea》
1 《Volcanic Island》
1 《Bayou》
2 《島/Island》
1 《沼/Swamp》

Side
2 《森の知恵/Sylvan Library》
2 《突然の衰微/Abrupt Decay》
2 《ハーキルの召還術/Hurkyl's Recall》
2 《残響する真実/Echoing Truth》
2 《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
1 《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
1 《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1 《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》
1 《虐殺/Massacre》
1 《致命的な一押し/Fatal Push》


7th Place
Player Name:Sagawa Zen
Deck Name:ポストエルドラージ
Deck Designer:Zen Sagawa


Main
4 《難題の予見者/Thought-Knot Seer》
2 《終末を招くもの/Endbringer》
2 《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
1 《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth》
1 《絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger》
1 《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
4 《虚空の杯/Chalice of the Void》
4 《厳かなモノリス/Grim Monolith》
3 《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》
2 《宝物の地図/Treasure Map》
2 《スランの発電機/Thran Dynamo》
2 《全ては塵/All Is Dust》
1 《巻物棚/Scroll Rack》
1 《三なる宝球/Trinisphere》
1 《スランの経時門/Thran Temporal Gateway》
1 《前兆の機械/Omen Machine》
2 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
1 《ウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urza》
4 《雲上の座/Cloudpost》
4 《微光地/Glimmerpost》
4 《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》
4 《古えの墳墓/Ancient Tomb》
3 《ヴェズーヴァ/Vesuva》
3 《裏切り者の都/City of Traitors》
2 《ウギンの目/Eye of Ugin》
1 《魂の洞窟/Cavern of Souls》

Side
4 《虚空の力線/Leyline of the Void》
2 《忘却蒔き/Oblivion Sower》
2 《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
1 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
1 《歪める嘆き/Warping Wail》
1 《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》
1 《三なる宝球/Trinisphere》
1 《罠の橋/Ensnaring Bridge》
1 《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
1 《白金の帝像/Platinum Emperion》


8th Place
Player Name:Yamada Mitsuhiro
Deck Name:カナスレ
Deck Designer:さうすぽー


Main
4 《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
4 《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
3 《敏捷なマングース/Nimble Mongoose》
1 《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
4 《思案/Ponder》
4 《稲妻/Lightning Bolt》
4 《もみ消し/Stifle》
4 《目くらまし/Daze》
4 《Force of Will》
2 《呪文貫き/Spell Pierce》
2 《呪文嵌め/Spell Snare》
1 《二股の稲妻/Forked Bolt》
1 《タール火/Tarfire》
4 《不毛の大地/Wasteland》
3 《Volcanic Island》
3 《Tropical Island》
2 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
2 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2 《汚染された三角州/Polluted Delta》
2 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》

Side
2 《狼狽の嵐/Flusterstorm》
2 《外科的摘出/Surgical Extraction》
2 《紅蓮破/Pyroblast》
2 《古えの遺恨/Ancient Grudge》
2 《冬の宝珠/Winter Orb》
2 《ゴブリンのクレーター掘り/Goblin Cratermaker》
1 《水流破/Hydroblast》
1 《真髄の針/Pithing Needle》
1 《イゼットの静電術師/Izzet Staticaster》
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女子大生MTGショップ店長樽森さん ~デス&タックスを始めよう~

女子大生MTGショップ店長樽森さん ~デス&タックスを始めよう~

by chun

登場人物

・樽森 恋穂(たるもり こいほ)
行動力バツグンのお嬢様。
芳二と遊びたいがためにMTGショップをオープンさせるも、女性客の多さに悩む。
主な使用デッキはカナディアンスレッショルドだが、攻撃的すぎてカウンター合戦への備えが不足ぎみ。

・須藤 芳二(すとう ほうじ)
恋穂の幼なじみでレガシープレイヤー。
恋穂のわがままに付き合い続けるうえで周囲に頭を下げ続けた結果、人当たりが良くなり女性プレイヤーの好感を得ている。
主な使用デッキはエスパー石鍛冶で、長期戦になるほど持ち前の粘り強さが輝く。

・久留間 庵子(くるま あんこ)
日本橋でオタサーの姫状態だったが、芳二の誰に対しても変わらない態度に興味を持ち、ショップ《Stifle》に通うようになる。
主な使用デッキはグリクシスコントロールで、手札破壊からのアンコウ着地を好む。

・伊部 亜理佐(いべ ありさ)
引っ込み思案だが、彼氏のためMTGを始めようと一人でデッキを作るなどいざというときに行動力を発揮する。抜けているようにみえるが、実は計算ずくなのかもしれない。
初来店ということだが果たして。




   1


 いつものように金曜の講義が終わった後まっすぐ《Stifle》へ向かうと、恋穂が熱心にモップがけをしていた。
 え、掃除してるところなんか初めて見るんだけど。
「お前、掃除できたのか……」
「どういう意味よ、説明しなさい」
「断る。で、何があった?」
「出たのよ。奴が」
「まさか、シギが帰ってきたのか」
 当然《死儀礼のシャーマン》は禁止されたまはまだ。信貴 玲沙(しぎ れいしゃ)の復帰は考えづらい。が、信貴の話をふると恋穂の反応が面白い。
「なんであんなやつを出迎えるために掃除しなきゃいけないのよ」
 予想通り、普段以上にぷりぷりする。しかもモップを持った手をブンブンふり回すものだから、デュエルスペース中に水が撒き散らされる。
 あー、やり過ぎた。
「元常連なのにひどいいわれようだな」
「うるさいわね。奴っていうのは――」
 カランカラーン♪
「すみません。あの、ここでMTGを扱っていると聞きました」
 少しうわずった小さな声、また女子だ。奴とはなんなのかは別に気にならないのでそちらに目をやる。
 入り口に立っていたのは腰まで伸ばしたアッシュブロンドのロングヘアーに雪のように白いコートが良く似合う麗人だった。両手でガッチリと握った日傘が剣ならまさに《スレイベンの守護者、サリア》といったところ。カードショップではまずお目にかかれないタイプだ。
 本人もそう思っているのか、緊張が目に見える。
「痛っ!!」
 と、いきなり背後から棒状の何か(状況からモップとしか考えられない)で殴られた。当然犯人はこの場にいるもう一人の美女。恋穂も白基調の服装なのだが、割烹着をベースに三角巾、マスク、長靴と残念極まりない。
 いつも思うが形から入るにしてもやり過ぎだ、そんな格好俺のおばあちゃんもしない。
「何すんだよ」
「接客の邪魔よ」
 マスクのせいで表情が読みにくいが、どうも怒っているらしい。
 水滴を飛ばしてしまったからか?
 まあここで言い合いしてもサリアちゃん(仮称)にいい印象を与えるとも思わない。俺は恋穂からモップを奪い、床掃除を引き継ぐ。
「悪いわね、ここは貸し会議室じゃないの。他を当たってくれる?」
 おいおい、ミーティングを探してここにはたどり着けねぇよ。なんのためにホームページ作ったんだよ。てかさっき接客って言ったよな。
「その、違います。マジックザギャザリングです。レガシーのデッキを作りたくて」
「ほぅ、話を聞こうじゃないの」
 なんだその悪役じみたセリフは。


   2


 サリアちゃん(仮称)の本名は伊部 亜理佐(いべ ありさ)。
 彼氏がMTGをしていて、内緒で始めて一緒に遊びたいらしい。
「事前に調べたって言ってたからわかってると思うけど、高いわよ」
「はい、えと、わかってます」
「本当に彼氏一筋ね。決して、いや断じて他の男に手を出しちゃダメよ。例えばそこの冴えない掃除人とか」
「好意でしてやってるのになんだその言い方は」
 というかその確認はいるのか?
「はい。私の彼氏、何も言わず優しさをいーっぱい分け与えてくれるすごくいい人なんです」
 あれ、ひょっとして貶められた?
 いやいや、そんなことはないはず。こんな白マナ溢れる美女が俺を恩着せがましいなんて非難するはずない。
「あなたの覚悟、しかと受け取ったわ。一緒にMTGを楽しみましょう」
 手を差し出し握手を求める恋穂。
 お前、さっきまで掃除してたんだから先に手を洗え。
 同じことを思ったのか、亜理佐さんは握手をする代わりに一枚の便箋(おそらく買い物リストだろう)を渡した。
「あの、欲しいものです。私の組みたいデッキはデス&タックスといいます」

 デッキはあっさりと完成した。
 亜理佐さんは事前に彼氏の友人へ相談をしており、デッキを決める際にある程度カードを譲り受けていたのだ。
 なんでだろう、俺はその友人Aが不憫に思えて仕方がない。
「さて、いよいよ遊ぶ段ね。MTGのルールはわかる?」
「えーと、前に彼からティーチングデッキをもらって遊びました。わかります」
 彼氏は無料配布デッキで友人Aは《リシャーダの港》、《霊気の薬瓶》、《護衛募集員》、エトセトラエトセトラ……いや、考えないでおこう。
「じゃあさっそく回さなきゃね。何事も実践あるのみよ。わからなかったらドンドン聞いてくれていいから、私がスパーに付き合うわ」
「おいおい、ティーチングしかやってないのに実戦で覚えろはさすがに無茶だろ。俺がデッキの説明からする」
「ダメよ、私が教える。あんたにしかトイレ掃除は頼めないの」
「まだこき使う気か!!」
「えっと、あの、私はどちらでもいいですから」
 ここで我に返る。
 結局言い争ってしまった。どうしていつもこうなるのだろうか。
「ごめんなイベさん。わかったコイホ、頼むぞ」
 カランカラーン♪
「やっほー、ホウジくんいたー!!フライデーナイトまでフリープレイしよー?」
 現れたのは久留間 庵子(くるま あんこ)。今日も黒いゴスロリファッションだが、会うたびに意匠が異なっている気がする。
 いったい何着持っているのだろう。
「よぉアンコちゃん、テーブルのぞうきんがけもうすぐ終わるからちょっと待ってて」
「わかったわホウジ、トイレ掃除は今度でいいから、アリサにデスタクの指導をお願い」
「どうした急に?」
 あとどうしてもトイレ掃除までやらせたいんだな。
「いいから!!レディーを待たせるもんじゃないの」
「ったく、わかったよ」
「あれー?アンコは待たせっぱなしー?」
「心配無用よ、これがあればすぐフライデーナイトの時間になるわ」
 そういって恋穂は窓ふき用のワイパーと洗剤を手渡した。


   3


「じゃあデッキの説明を始めるぞ」
「はい、その、お手柔らかにお願いします」
テーブルには広げられた75枚。
うちサイドボードの15枚をわきにどけ、土地、クリーチャー、アーティファクト、インスタントとわけ、それぞれマナコストの小さい順に並べてある。
「デス&タックスとは白単色で構成された、クリーチャー主体のデッキだ。他のカラーをタッチする亜種もある」
亜理佐さんはふんふんとうなづきながらメモを取ろうとする。
「いや、メモはとらなくていいよ。この会話は記録されている」
「え、誰にですか?怖くないですか」
「気にしないで。デス&タックスのマナコストは1~3に集中している。しかし、決して速度のあるデッキではない。その理由の一つがクリーチャー、一つが土地だ」
まずはクリーチャーに注目してもらう。
《ルーンの母》 1マナ1/1
《スレイベンの守護者サリア》 2マナ2/1
《ファイレクシアの破棄者》 2マナ2/1
……
「みんなちっちゃくて可愛い……」
 ここにいる破棄者も可愛い?いやきっとこいつは除外されているはずだ。

Phyrexian Revoker

「そう、マナレシオ(マナコストに対するクリーチャーのサイズ)が大きくないんだ。だからこそ20のライフを削るには時間がかかる。ただし、早くはないけれど相手を遅くできることがこのデッキの強さだ」
 さきほどのサリアを前に出し、横に《不毛の大地》と《リシャーダの港》を置く。
「土地のほうの理由ですね」
「その通り、これらの土地は自分の速度と引き換えに相手の速度を落とすんだ。相手のアップキープに起動することでソーサリータイミングでの呪文を唱えにくくする」
「両方遅くなると一緒のような?」
「そう、何も考えずにただ土地の妨害をすると両方遅くなり、結果相手のパワーカードが間に合う可能性があがる。だからこそどの土地を縛るのか、はたまた縛らずに展開を優先するのかを考えなければならない」
「えー、すごく難しくないですか?」
「そうだな。これは経験や知識が求められるだろう。慣れないうちは自分でルールを決めて動くとわかりやすいかもな。

 ①タッチカラーやソーサリータイミングで動きやすいカラーの色を積極的にとめる(例えばグリクシスデルバーの黒はハンデスやアンコウのためなので黒を止めると出ないことも)
 ②複数マナが出る土地や特殊土地に目を光らせる(《古の墳墓》や《魂の洞窟》など、相手はその土地に大きな価値を見出して構築しているので瓦解させよう)
 ③相手が嫌がるカードを出せるときは土地での妨害をパスする(2T目のサリアやコンボデッキ相手の《聖域の僧院長》など、打点を上げつつ妨害できるカードがたくさんある)


 といった具合に。これだけ言ったけど、実は《難しい》を《簡単》にする魔法のアイテムがあるんだ」
 ここでアーティファクトへ。このデッキの目玉、《霊気の薬瓶》だ。

reiki18f.jpg

「このカードはクリーチャーを唱えず、マナを支払わずに場に出すことができる。つまり《不毛の大地》と《リシャーダの港》を使いながらクリーチャーを展開できるんだ」
「えー、そんな強いカード1マナなんですか」
「不思議なことにね。さらに強いのはインスタントタイミングで出せるから、相手の呪文キャストに対応して破棄者を出して指定もできれば、《ちらつき鬼火》でパーマネントを除去から守ることもできる」
※ただし、呪文に対応してサリアを出してもマナ要求はできないし、僧院長を出しても唱えられているから解決は阻止できない。慣れるまでは妨害カードを積極的に展開しよう。

「わかりました、妨害して、クリーチャーで叩く。薬瓶があればスムーズにできる。あの、これらの妨害カード、非クリーチャー呪文やソーサリータイミングでの動きが多いですね」
「クリーチャーに対しての妨害は残りの1マナカードが輝くんだ」

Mother.jpgSwords to Plowshares

・戦闘や相手の除去から自軍を守る《ルーンの母》
・最強の追放除去《剣を鍬に》

「これらに加えて《石鍛冶の神秘家》と各種装備品でこのデッキの弱点であるサイズを補うんだ。装備品は強力な使い回し除去にもなるぞ」
「色んな戦い方ができるんですね。でも、これだけの種類のカードがあるなら引くもので戦い方が変わったりしないんですか」
「《渦まく知識》などドローサポートを有しないデッキだから、その懸念は当然ある。戦略にあったキープをすることが大事だが、これらのカードでの対応も可能だ」
ここで高マナ域のクリーチャーかつ優秀なアドバンテージ元の登場だ。
《護衛募集員》《ちらつき鬼火》《宮殿の看守》
「募集員はデッキの主要カードは全て持ってくることができる。《セラの報復者》や《光異種》《オレスコスの王、ブリマーズ》などを入れる場合はサーチできないので要注意だ

 呪文を妨害したい→僧院長
 相手を素早く倒したい→《ミラディンの十字軍》
 手札を増やしたい→看守

 など、状況に応じた動きができるので戦略の修正ができるんだ。
 この《宮殿の看守》はリスクはあるが、毎ターンカードを引ける《統治者》になれ、疑似的にクリーチャー除去もできる。対コントロールや《実物提示教育》デッキで重宝される」
「これだけ4マナなんですね」
「そう、薬瓶を使うときは注意が必要だ。最悪カウンターの数を調整してもいい。この《ちらつき鬼火》を使ってね」
「さっきのエレメンタルちゃん」
「そう、このカードの役割は非常に多いんだ。薬瓶があれば除去よけや相手クリーチャーの攻撃を防ぐなんてできるけど、それだけじゃない。

 ・リシャーダの港を起こして妨害しつつ展開
 ・薬瓶のカウンターをリセット
 ・cip能力(場に出たとき)の再利用
 ・破棄者や僧院長の指定変え
 ・死亡した《殴打頭蓋》の細菌トークン復活
 ・《マリットレイジ》などのトークン除去
 ・《虚空の杯》などのカウンター無効化
 ・装備品やオーラを外す
 ・プレインズウォーカーのカウンターリセット
 ・《罠の橋》や《夜の戦慄》など妨害置物の一時的撤去
 ・パワー3のクロック


 など、挙げればきりがないんだ。このカードとリシャーダの港を使いこなせれば、デス&タックスの強豪プレイヤーになったも同然さ」

デス&タックスの基本的な戦い方
①土地やヘイトベアー(妨害能力を持つクリーチャー)で相手の動きを縛りつつダメージを蓄積させる
②1マナカードと装備品でサポートしつつ、盤面の制圧もしくはダメージレースでの優位を目指す
③盤面のクロックと手札のアドバンテージを確保しつつクロックを刻む


「効果が派手でないカードが入り組んであらゆることができるんですね。私、このデッキが好きになれそうです」
「まだ言っていない技もたくさんあるからね。きっと好きになれるよ」

※補足1
デス&タックスが苦手なカードたち
①《コラガンの命令》《罰する火》など、インスタントタイミングで動く強力なもの
②《虐殺》《夜の戦慄》など、低コストのスイーパー
③《硫黄の精霊》《イゼットの静電術師》など、クリーチャーのスイーパー
④《真の名の宿敵》《聖遺の騎士》など、サイズや除去耐性のあるクリーチャー

これらへの対策
①《聖域の僧院長》増量で撃たせない、墓地対策をし使い回しをさせない
②③展開をやや抑えめにする、《ゼンティガーの同盟者ギデオン》など軸をずらすorサイズアップを図る
④《議会の採決》など追加の除去を導入する、物量とプロテクションで押し切る

※補足2
薬瓶のカウンターは?
慣れるまでは3へ伸ばすことを意識し、鬼火を警戒させよう。
鬼火があれば時間はかかるが3のカウンターを2に変えることができる。
特定のコンボデッキ相手だと破棄者や《エーテル宣誓会の法学者》が有効なので、除去をかわしつつ場に出すために2で止めることも大事だ。
サリアと《カラカス》が場にあると、いったりきたりさせることで除去耐性がついたり大型クリーチャーをブロックし続けられるので2の有用性が増すぞ。


※補足3
サイドボーディングは?
一番意識してほしいことはスピードだ。
①最初は速い相手をいなしたいのか
②相手と同じ速度か
③相手の遅さに付き合わないといけないのか
の3つで考えてみよう。
①はコンボデッキやエルドラージ系が当てはまる。
妨害カードの増量を行い、速度の遅いカードを解雇する。
だいたいのコンボに対し石鍛冶パッケージや《ちらつき鬼火》は悠長に感じるだろう、追加のヘイトベアで完走しよう。
エルドラージに関しては土地破壊や除去で速度を落とした後に待つのは殴り合いなので石鍛冶の神秘家パッケージは残す。
1マナでもある薬瓶の評価は下がるだろう。
②クリーチャー主体ならサリアは追加の除去にとってかわるだろう。
プレインズウォーカーのアドバンテージが最後にものをいうマッチになるはずだ。
③相手の1対他交換をできるだけ阻止し、こちらはアドバンテージを確保しよう。
 除去や2枚目以降が無駄牌になるカードは果たして初手に欲しいのか減らしてもいいのか、検討しよう。


   4


「ひとまずはこれでデッキの説明は終わりだ。後は店長も言っているとおり、実戦で気づきを増やせばいいさ」
「ありがとうございました。あの、よろしければなんですけど、さっそく対戦をお願いできますか」
「乱入上等ー!!ここはアンコにお任せあれ」
「アンコちゃん、とりあえず手を洗って、掃除道具を片付けて、ヘッドドレスの乱れを直そうか」
「やだー、なんでレガシーしに来たのに窓拭きしてるのー」
 ごもっともだ。
 俺は床とテーブルを拭いてたのにその事実には気づかなかった。恋穂と長く居すぎたのだろうか。
「そうだな、恋穂も事務室の掃除に行ったきり戻ってきてないし、アンコちゃんとフリープレイしてみよう、俺は後ろでイベさんがわからなくなったときのアドバイスに回るよ」
「わかりました。その、よろしくお願いします」

伊部 亜理佐 デス&タックス 後手
   VS
久留間 庵子 グリクシスコントロール 先手

 初手は平地、リシャーダの港×2、不毛の大地、ルーンの母、ファイレクシアの破棄者、護衛募集員

 土地は多めだが、3ターン目までの動きがあり、《コラガンの命令》を有するデッキ相手に《霊気の薬瓶》頼みにならないのはなかなか好感触だ。伊部さんもこちらに助言を求めることなくキープを宣言。
 庵子ちゃんは島から《思案》を唱える、シャッフルせずにエンド。
 こちらのドローは《梅沢の十手》。平地から《ルーンの母》を唱える。召喚酔いから醒めればこのマッチでは非常に心強い存在になる。
 しかし、速やかに沼からの《致命的な一押し》で処理される。
 次のドローは《ちらつき鬼火》。
 ここでの選択肢は三つ、ただ十手の設置は現在なんのプレッシャーにもならない。
「あの、ストウさん。このホラーちゃんですけど、土地以外ならなんでも止められるんですよね」
「そうだ、マナ能力すら止められる。相手のデッキや行動を知り、的確に止めることができればデスタクの本領発揮だ。例えば次のターン、イベさんが出されて嫌なカードは?」
「嫌なもの、えーと、そうですね」
 彼女は落ちつきなさげにキョロキョロする。ここはカードショップだがそう答えは落ちていないだろう。
 まだ初心者だし、リリアナの存在を教えておこう。
「イベさん、グリクシスコントロールなんだけど――」
「巨大ゴキブリ!!」
 嫌なものってそういうことじゃねー!!
 バァン!!
 伊部さんが叫ぶと同時、事務室から恋穂が飛び出してきた。
「奴はどこ、そこ?」
 奴ってゴキブリだったのか。それで事務所の大掃除を――と、俺はここで身の危険を感じた。
 なぜか恋穂はエアマシンガンを装備しており、その銃口とギラギラした瞳はゴキブリではなくテーブルの横におかれたアンコちゃんのヘッドドレスに向けられている。
「二人とも伏せろ!!」
 俺はとっさに恋穂とテーブルの間に飛び出した。
 それと同時、《Stifle》内に轟音がこだまする。


   5


《お詫びとお知らせ》
 平素よりカードショップ《Stifle》をご利用いただき、誠にありがとうございます。本日2月○日19時30分より予定しておりますフライデーナイトマジックですが、諸事情により□□ビル3階の貸し会議室2にて、20時00分より開催致します。
 突然の変更をお詫び申し上げます。





おまけのコーナー
樽森さんとお店を出そう
~税金①~

 デス&タックス、あらゆる角度から相手を追い詰める手強いデッキね。名前は死と税金からは逃れられないっていうことから来てるらしいわよ。
 私?逃げる必要はないわ、戦うまでよ。
 あんた、お店を出そうとしてるんでしょ?もちろん、税金あるわよ。
 個人事業主なら所得税ね。住民税も忘れちゃだめよ。消費税や個人事業税からはしばらくは逃げられるかもしれないけど、逃げてるうちは稼げないわよ。

個人事業主が納める4つの税金
①確定申告にて決定、納付
・所得税
・住民税
②条件を満たす事業者が納付
・消費税
・個人事業税

 覚えたわね、この四つよ。
 まずは確定申告で所得税額を決定するの。申告期限は決まってるから、必ず期限内に出しなさい。五つ目の税金に延滞税を入れられたくないならね。
 まあ所得税を払うほど利益が出ていないなら延滞税も出ないけど、そんな弱気じゃ国が許しても私が許さないからね。

 申告書を税務署に出したならそのまま市と都道府県に情報がいくから、向こうで住民税額が決定されるわ。
 六月末には第一期の支払期限が来るから、役所からの案内を見落としちゃダメよ。
 市とか均等とか色々書いてあるけど、全部合わせて住民税、深く考える暇があったら稼ぎなさい。

 これが一番ややこしいの、消費税。
 あんたが売るもの、買い取るもの、ほぼ全てに消費税がついているのはわかるわね?
 簡単にいうと利益が出るとき、あんたはその分にかかる、消費税を預かってるの。それを国に納めないといけないんだけど、開業すぐ、そして売上高が低いときは納めなくていいの?
 一年の売上高がある一点を越えたとき、納める義務が発生するわ。
 ここがややこしいところなのだけれど、越えればすぐ納めるわけじゃないし、また売上高が下がれば免税されるの、これもすぐじゃない。

 最後は個人事業税ね。
 所得が多い事業者が都道府県に払う税金よ。住民税と同じで申告から季節が変わった後に該当者に届くから、忘れちゃだめよ。

 生きていくうえであらゆる税金が付きまとう、その中で今回は個人事業主にかかるものの種類を伝えたけど、一番大事なことは申告書を出すことよ。
 これが全てを決定するわ。わかったわね!!
タグ : chun
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