KMC Schedule
97th KMC
7月1日(Sun)
受付:13:30
開始:14:00
参加費:1000円
会場:港区民センター
最寄り駅:地下鉄中央線・JR環状線  弁天町駅 徒歩7分

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関西レガシーカレンダー(間違っていても責任は負いません。)
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【コラム】How to beat Canadian Threshold

How to beat Canadian Threshold


こんにちは。関東でレガシーを中心にプレイしている和歌ロックと申します。
現在は『Canadian Threshold(以下カナスレ)』を主に使用しています。

前回は『カナスレのフリースロットについて』をお話をさせていただきました。
今回はズバリ、『カナスレの倒し方について』話していこうと思います。


よく「カナスレに有利なデッキって何?」とか「カナスレの弱点って何?」と訊かれます。
一般的にカナスレは弱点の少ないデッキで、殆どのデッキと五分以上に戦える等と言うことが言われます。

しかし、そんな万能なデッキなら誰もが使っていることでしょう。
確かにレガシー環境に数多く存在するデッキの中で使用者が多いデッキだとは思いますが
レガシー環境を席巻するほど支配的とは言えません。

では、何故カナスレと言うデッキはあたかも万能かの様に称えられるのでしょうか。
先ずは、その強さの秘密に迫っていきましょう。

強みが分かれば逆に弱みが浮き彫りになってくるはずです。


Border_4.jpg

カナスレの強み

軽さ

カナスレのリストを見れば一目瞭然なのが土地の少なさです。無色マナしか出ない《不毛の大地》を除けば14枚。
しかも、内8枚はデュアルランドを持ってくるフェッチランドであり、実際に有色マナが出るのは6枚のみです。

これはレガシー環境広しといえども、群を抜いて少ない枚数です。どうしてこれほど土地を少なく出来るのか・・・
これは無論、入っているカードの平均マナコストが非常に低く設定されているからです。



リストを見てみましょう。

サンプルリスト
トーナメント:Grand Prix Washington D.C.
2013/11/16-17
成績:10位

Player:Daryl Ayers
Deck Name:
Deck Designer:
アーキタイプ:RUG Delver

Land(18)
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4《汚染された三角州/Polluted Delta》
4《不毛の大地/Wasteland》
3《Tropical Island》
3《Volcanic Island》

Creature(12)
4《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
4《敏捷なマングース/Nimble Mongoose》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》

Spells(30)
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《思案/Ponder》
4《Force of Will》
4《目くらまし/Daze》
4《稲妻/Lightning Bolt》
4《もみ消し/Stifle》
3《呪文貫き/Spell Pierce》
1《二股の稲妻/Forked Bolt》
1《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
1《呪文嵌め/Spell Snare》

Sideboard(15)
3《水没/Submerge》
2《赤霊破/Red Elemental Blast》
2《乱暴/転落/Rough/Tumble》
2《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》
1《クローサの掌握/Krosan Grip》
1《古えの遺恨/Ancient Grudge》
1《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1《呪文嵌め/Spell Snare》
1《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》
1《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》


012カード

なんと平均マナコストが〝1〝を切っています。
これは驚異的な軽さといってよいでしょう。カナスレの強みの一つがこの軽さです。



速さとマナ否定戦略

カナスレはとても軽いデッキです。しかし軽いカードは得てして重いカードよりも弱い傾向にあります。
レガシーでは環境全体の平均マナコストがスタンやモダンよりも低いですが、その傾向はレガシーでも変わりません
単純なカードパワーでぶつかったらカナスレは大体のデッキに間違いなく負けます。
では、何故カナスレは勝てるのでしょうか?


それは〝お互いに″軽いマナ域の間に勝負を決めてしまうからです。
平均マナコスト勝負では圧勝のカナスレはまず大体の相手に先手を取れます。
しかし、そのまま相手の土地が伸びて行けば、相手の方が強いカードをプレイしてくるので負けてしまいます。

それを防ぐためには重いカードを出させないことが必要でカナスレは主に二つの戦略でこれを行っています。
それは『速いダメージクロック』と『マナ否定戦略』です。


前回も述べましたが、カナスレをトップメタに押し上げたのは間違いなく《秘密を掘り下げる者》です。

delver.jpg
このカードが1ターン目に出た場合、あっという間に相手のライフを削りきってしまいます。
もし貴方がカナスレと対戦し、負けた時に貴方の手札が4枚あったらどうでしょう?その手札は無かったも同然です。

火力呪文を本体に打つ事はカードアドバンテージを失うことと同義ですがライフを0に出来るなら
失ったカードアドバンテージは全て無かったことになります。
そう、マジックは手札の枚数ではなくライフで勝負が決まるのです。


カナスレはそのクロックの速さで相手が重いカードをプレイする前に勝ってしまいます。
しかし、ここで1つ疑問に思うかもしれません。
だからって『3ターンでゲームが決まるわけじゃないだろ?』と・・・


もちろん仰る通りです。カナスレはどんなに早くても勝つのに4~5ターン掛かりますし実際にはもっと掛かります。
では、なぜ対戦相手は重いカードをプレイできないまま負けてしまうのでしょうか?
その秘密はもう一つの戦略、『マナ否定戦略』にあります。



No Mana, No Game



レガシーは全体的に多色デッキが多い環境です。そのため、デュアルランドとフェッチランドに溢れています。
この様な多色環境がカナスレを支えているのです。

デュアルランドには《不毛の大地》が、フェッチランドには《もみ消し》がそれぞれ刺さります。
これらのカードにより、お互いを序盤のマナ域に縛っておくのです。
これによってターンは経っているのにお互いに土地が並ばない状態が続きます。

この状態でカナスレ側にクロックが居た場合どうなるでしょうか?
序盤のマナ域のままゲームが終わってしまうというわけです。


カナスレは『序盤~中盤~終盤』、隙が無いデッキではありません。序盤が圧倒的に得意なデッキなのです。
その序盤勝負に相手を引きずり込む戦略を持ち合わせているわけです。

そして中盤に差し掛かり、漸く重いカードがプレイ出来る頃にはもう取り返しのつかない場になっているのです。



汎用性

またカナスレの特徴として挙げられるのが、入っているカードの汎用性の高さです。
カナスレには対戦相手に効かないカードがほぼ存在しません。

カナスレに採用されているカードは主に『クリーチャー』と『相手の邪魔をするカード』に分かれています。

クリーチャーカードは相手がどんなデッキだろうと必要ですし
相手の邪魔をするカードもスペルを唱えないデッキはないので、やはり無駄になりません。
繰り返しになりますがレガシーはデッキの種類が多く相手により『効果的なカード・無駄になるカード』が異なります。


例えば万能除去として名高い《剣を鍬に》は、相手のデッキにクリーチャーがいなければ完全な無駄カードです。
しかし、カナスレはクリーチャー除去に火力呪文を採用しています。
これにより、たとえ相手のデッキがノンクリーチャーデッキだろうと除去が無駄になることはありません。
相手本体を狙えばいいからです。入っているカードの汎用性の高さもカナスレの強みの1つです。



vs.



カナスレに対して有効な戦略

これまではカナスレの強みを挙げてきました。ここまで読んできた方はなんと強いデッキだろうと思ったことでしょう。
勿論ここで終わってはこの記事の意味がありません、タイトル詐欺になってしまいます。
上げてから↑↑↑落としましょう↓↓↓



ここからはカナスレの弱点について話していきます。
これまでに弱点のヒントはそこかしこに散りばめられてありました。デッキの強みは反面弱みにもなり得るのです。
では、具体的にカナスレにはどのような戦略が有効なのかについて話していきましょう。


Border_4.jpg


マナ否定の被害を最小限に抑える

カナスレの軽さは既に述べた通り、相手の土地が伸びていない間にゲームを決められてこそ長所になり得ます。
ゲームが長引き、相手の場に土地が伸び始めた時に勝負を決められていない場合カナスレは負けるでしょう。
相手のプレイするカードの方がカードパワーが高く強いのだから当然の結果です。
よって『マナ否定戦略』を否定するのが一つの有効な戦略となります。

デュアルランド、フェッチランドをプレイしないのが理想ですが、先ほども述べた通り多色デッキが強い以上
これらの土地をプレイしなければならない場合が多いでしょう。
その場合どうすれば良いかについてお話していきます。



手札にデュアルランド、フェッチランドしかないという場合にはどうすればよいのでしょうか。

まずフェッチランドですが、これは相手がマナを残している場合には無闇に起動しないようにしましょう。
カナスレ側からすれば《もみ消し》のためにマナを残すという状態は都合の良い状態ではありません。
クロックを出せている様な場合は別ですが、出せていない場合は一刻も早く《もみ消し》を構えない状態にもって行きたいと思っています。
そのためには相手のフェッチランドをもみ消せるのが一番です。


カナスレは我慢比べをしたら確実に負けてしまうデッキなので、こちらから痺れを切らしてはいけません。
カナスレ側は土地が切り詰められているので、土地の並べ合いが出来ないのです。

そもそも、カナスレは3枚以上土地を並べたくないという事もあります。
フェッチランドは起動しない限り、カナスレ側の土地を1枚縛ることが出来るので
恐らくいつまでも起動しないでいれば、カナスレ側が折れてフルタップしてくるでしょう。
起動するのはそれからで良いのです。

これにより、無駄になりにくいカナスレ側のカードを1枚無駄にさせたことになります。



デュアルランドを置くのは何か手札にプレイ出来るカードがあるときにしましょう。
プレイしたカードに対処するマナを使わせることが出来れば《不毛の大地》を起動するのを遅らせる事ができます。

最悪なのは、何もプレイせずに破壊されてしまう事です。
デュアルランドを置くときには勇気を持って手札のカードをプレイしていきましょう。

基本土地であり、速いクロックを出されていない場合にはそんなに無理をする必要はありません。
逆に時間が無い場合にはガンガン勝負を仕掛けていきましょう。
カナスレ側からすれば、基本的には怖がってくれることが有難い場合が多く実際には手札がハリボテだったりします。
よって、手札を覗けるカード、手札破壊カードは非常に有効です。



No Pain, No Gain
 


マナを増やす

土地を縛ってくるならば、毎ターンのセットランド以外で使えるマナを増やせばいい、という戦略です。
レガシーにおいて、マナを払わずにクリーチャーをプレイするのに打ってつけのカードがあります。
それは《霊気の薬瓶》です。vaial_2014010618225400b.jpg
このカードは土地をプレイすることなく、クリーチャーを戦場に送り込む事ができ、更に
カナスレの得意分野であるカウンターを封じ込めることができます。


レガシー環境には《霊気の薬瓶》を使うデッキは複数存在していますが中でも
『Death and Taxes*以下デスタク』はカナスレに有利なデッキです。

ほかの《霊気の薬瓶》を使うデッキ・・・例えばマーフォークやゴブリンが
《秘密を掘り下げる者》に対しての回答が少ないのに対しデスタクには他2つよりも回答が多い構成になっています。

まず、4枚の《剣を鍬に》が搭載され、また飛行クリーチャーも入っています。
これにより《秘密を掘り下げる者》に対処する事が可能なため《霊気の薬瓶》と相まってカナスレに対し有利と言われているのです。
又これらのデッキは単色のため、カナスレお得意の『マナ否定戦略』が効き難いことも有利になる要因となっています。




《死儀礼のシャーマン》の様な、マナを生み出すクリーチャーも有効です。
生きれば使用できるマナが増えカナスレに除去を打たせれば、その分カナスレ側の展開は遅れます。

《老練の探検者》は除去すら出来ない、カナスレにとっては悪夢のようなカードです。
アタックを止めるか、土地を伸ばさせるかという不自由な二択を迫らせることが可能です。
『Nic Fit』がカナスレに有利と言われるのはこのクリーチャーのお陰と言っても過言ではありません。

Death_Veteran_20140106182254db5.jpg

最後に、自身が《不毛の大地》を使っている場合、その起動タイミングには気をつけなければなりません。
土地を伸ばすことが目標のため、基本的には起動せず取っておくことが大事です。

特にクロックを出されている場合や《もみ消し》されるタイミングでの起動は基本的に悪手になります。
逆に、相手が2枚目の土地を置いてこなかった場合や、手札に土地が無いと分かった場合には起動しましょう。
しかし、その場合もクロックを処理することが最優先です。



クロックを維持させない

カナスレの戦略は全て、クロックが維持されていて成り立つものです。
クリーチャーを除去、またはアタック不能にしてしまえば、カナスレは赤子の手を捻るように簡単に倒せます。

出来れば、軽いカードがいいでしょう。打ち消すことが出来なければなお良いです。
《突然の衰微》《至高の評決》がそれらの該当に当て嵌まります。

衰微ばでくと

最近出たカードでは《真の名の宿敵》がカナスレに強いカードです。
少し重いですが、一度出てしまえばカナスレには対処不能、地上は完全に止まります。
《未練ある魂》も重いスペルを打てるようになるまでの時間を稼いでくれるので有効です。

nemesis_Lls_2014010618275384e.jpg

また、サイドボーディング後は墓地対策も有効になります。
特に《大祖始の遺産》と《安らかな眠り》は、非常に有効な墓地対策です。
共に軽く、前者は《敏捷なマングース》を牽制しつつ、いざとなればドローできるので無駄になりにくく
後者は《敏捷なマングース》と《タルモゴイフ》を完全に封じ込めることができます。

れりくいさんたるもまん




今回はカナスレの倒し方について話させていただきました。
今までカナスレへ苦手意識を持っていた方は今回紹介したカナスレの弱点を突いて、カナスレを倒しましょう。
カナスレを使用している方はカナスレに関する知識が少しでも深まって頂けたならこれほど嬉しいことはありません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!



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