KMC開催予定
KMCIT 併催レガシー
6月3日(土)
受付:13:15
開始:14:00
参加費:1000円
定員:56人
会場:港区民センター
最寄り駅:地下鉄中央線・JR環状線  弁天町駅 徒歩7分

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関西レガシーカレンダー(間違っていても責任は負いません。)
77th KMC Final Movie

About BUG Delver

はじめまして、KenKenと申します。
普段は関東、主に晴れる屋でLegacyをやっています。ごくたまにMOの方でもやってます。
今回はBUGのDelverデッキについて書かせていただきました。
拙い文章ですが、最後までお読みいただければ幸いです。


はじめに


2013年11月、Legacy環境に《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》という新たな石が投入された。
Nemesisの登場により、回避能力の無いアタッカーに該当する生物の価値が大幅に下がった。
生物で殴るフェアデッキはデッキ構築において、Nemesisに対してさまざまなアプローチで対抗することになった。
それまで環境TOPを走っていたRUG Delverは有効策を取れず、その影響を大いに受け、使用者を大幅に減らしていった。

だが、Nemesisは生物デッキには有効であるが、コンボデッキにとって青い3マナ3点クロックでしかない。
最速のクロックパーミッション、RUG Delverの減少もあいまって、コンボデッキが環境に増加するのは明らかだった。
そんな中、アンチコンボのDelverデッキとして頭角を現したのがPatriotとBUG Delverである。

PatriotはRUG Delverに似た構成を持ちながら、Nemesisを活用、石鍛冶による装備品のバックアップを行う。
RUGとは違い、生物は墓地に依存しないので、どのタイミングでも安定したクロックを刻める。
そして、《タルモゴイフ》等の墓地に依存する生物に対する強力なアンチカード、《安らかなる眠り》をサイドに取る事ができる。
除去においては、環境最高除去の一つである《剣を鍬に》を用い、赤を使用することで《稲妻》を投入しており、
また、サイドから投入される《赤霊破》でNemesisを場に出る前であれば1:1で処理する事が出来る。



では、BUG Delverは?

《秘密を掘り下げる者》、《墓忍び》のフライヤーに加え、《死儀礼のシャーマン》と言う、マナ加速兼アンブロッカブルクロックを持ち、
サイドボードにはNemesisを処理できる、対小型生物兼、エンチャント除去の《ゴルガリの魔除け》を持つ事で
アンチNemesisデッキとして脚光を浴びた。
《秘密を掘り下げる者》は早い段階で3点クロックを刻める可能性を秘めており、《墓忍び》はNemesisの約1.7倍の打点を誇る。
《死儀礼のシャーマン》はアンブロッカブル能力の他に、ライフゲイン能力を持ち、こちらの能力もアンチNemesisの一面を持つ。
Nemesisは毎ターン3点ダメージを与え続けるが、《死儀礼のシャーマン》で毎ターンライフゲインを行う事が出来れば
実質1点ダメージに軽減することが可能となっている。

また、《Hymn to Tourach》や《思考囲い》などのハンデスで場に出る前に処理する事ができ、
打ち消されない確定除去の《突然の衰微》でダメージレースを有利に、《ヴェールのリリアナ》でNemesisを処理する事が出来る。

更にマナ基盤の脆弱さを攻めてくるRUG Delverの使用者の減少も追い風となった。
《秘密を掘り下げる者》を搭載しているとは言え、2マナでダブルシンボルを持つスペルを比較的多く抱える。
こちらよりマナ要求量が低く、《もみ消し》《不毛の大地》によるマナ否定戦略を持つRUG Delverに土地を攻められると
途端に機能不全に陥ってしまう。
環境から大幅にマナ否定戦略をとるデッキが減った事で、BUG Delverは『ラブニカへの回帰』リリース後から
変化がほぼ無いとは言えその地位を確立した。

BUG DelverはアンチNemesisデッキとしての側面だけでなく、前述の通り、対コンボデッキの一面も持つ。
《秘密を掘り下げる者》による素早い立ち上がりから《Hymn to Tourach》などによるハンデスで妨害し、
《目くらまし》、《Force of Will》によるピッチカウンターでアクティブな妨害やクロックの展開をバックアップする。

そうしてハンドが尽きかけた時に登場する《ヴェールのリリアナ》がコンボパーツを揃える事を困難にする。



Creature

4《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
4《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
2《墓忍び/Tombstalker》


Spells
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《思案/Ponder》
4《Force of Will》
4《Hymn to Tourach》
4《突然の衰微/Abrupt Decay》
2《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》


Lands
4《Underground Sea》    
2《Bayou》
1《Tropical Island》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
3《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
2《汚染された三角州/Polluted Delta》
4《不毛の大地/Wasteland》


Sideboard
2《被覆/Envelop》
1《呪文貫き/Spell Pierce》
1《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
1《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
3《見栄え損ない/Disfigure》
2《思考囲い/Thoughtseize》
1《森の知恵/Sylvan Library》
2《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm》
1《真髄の針/Pithing Needle》
1《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》



 BUG図解


ここまで読めば、フェアデッキに対して弱いのではないか?という声がありそうだが、
上記の通り、《秘密を掘り下げる者》、《墓忍び》と言うフライヤーに加え、《死儀礼のシャーマン》と言う
アンブロッカブルクロックを持つだけでなく、2マナ圏最高クラスのクロック、《タルモゴイフ》を使用するので大きく不利はつかない。
更に《突然の衰微》と言う、Legacy環境において、打ち消されない最高の確定除去を持つのでダメージレースを優位に運べる。
また、《ヴェールのリリアナ》は対生物デッキにおいて真価を発揮する。
お互いにディスカードする能力を挟むが、布告能力を何度も活用する事で生物デッキに対してアドバンテージを稼ぎ
盤面を制圧することができる。ハンデスの《Hymn to Tourach》も効果的だ。

1:2交換をするだけでなく、ランダム2枚ディスカードなので土地を2枚落として、相手がそのまま土地事故に陥るなんて事もある。
相手次第では墓地を参照する《タルモゴイフ》が無視できないサイズに成長する事だってある。
Delverデッキの持つ圧倒的なスピードで相手を倒す展開も存在し、そこに《Hymn to Tourach》を挟まれれば
なすすべなく相手は敗北するであろう。コンボ、フェアデッキ関係なく…





このデッキにおいて《秘密を掘り下げる者》は、1マナ3/2飛行と強力ではあるが主役ではない。
このデッキの主役は間違いなく《死儀礼のシャーマン》である。
Delverデッキは基本的にスペルが半分の構成になるが、BUG Delverのインスタント、ソーサリーは約40%である。
(RUGは約50%、Patriotは約48%、もっとも比率が低い)

これは《死儀礼のシャーマン》だけでなく、《墓忍び》という他のアンブロッカブル生物の存在により、
Delverに対するクロックとしての依存度が低いことが理由として挙げられる。
また、《死儀礼のシャーマン》の存在が他Delverデッキと比較して重いパワーカードを多く搭載する事を可能にしている事も、
デッキ名にDelverを冠しているが、《死儀礼のシャーマン》が主役である事の理由となっている。


除去という点で比較すると、RUGは本体に撃てるものの、高タフネス生物の除去が出来ない《稲妻》。
Patoriotは前述の《稲妻》と確定除去であるが、相手にライフを与えてしまう《剣を鍬に》であるのに対し、
BUG DelverはLegacy環境ではほぼデメリットにならない3マナ以下のパーマネント破壊の《突然の衰微》を搭載している。
《稲妻》、《剣を鍬に》と比較すると、2マナと重いが、《死儀礼のシャーマン》の存在によって苦にならない。
また、UWr-Miracleに代表されるコントロールデッキ相手にも無駄牌になりづらいのも大きな利点である。

また、ピッチカウンター以外の追加の妨害手段として、RUGとPatriotが搭載しているのは主に《呪文貫き》である。
《呪文貫き》は序盤こそ確定カウンターのように高コストスペルを打ち消す事が出来るが、ターンが進み
相手の土地がどんどん伸びていくうちに1:1交換が出来なくなってしまう。
更に、キャストする為には相手依存のカウンターの性質上、青1マナ立ててターンエンドしなくてはいけない。
青1マナ立てると言う事は、同時にこちらの展開が遅れる事を意味する。
それに対し、BUGが主に搭載するのはハンデスであり、その性質上こちらから交換を要求する。
相手に依存するということはないので、構え損はなく、
《渦まく知識》で回避される事を除けば、相手の有効牌を落とし、ゲームプランまでも確認する事が出来る。

なお、主に搭載されている《Hymn to Tourach》は相手のハンドを確認する事は出来ないが
手軽にランダムアドバンテージを得る事が出来る。《思考囲い》と違い、その性質上序盤から積極的に撃っていきたい。
ピッチカウンター以外のカウンターを搭載していない事から、こちらから攻撃的に行動して行くのが強い動きである。



RUGとPatriotはその性質上、相手がスペルを安全にキャスト出来ず、ハンドに抱えさせたまま勝利する事を目的としているが、
BUGは、《死儀礼のシャーマン》の恩恵の元、相手のスペルを‘ハンドから落とし’キャストさせずに勝利する事を目的としている。



BUGの強み、弱みとそれをカバーするサイドボード
BUGの強み(RUG,Patriotとの比較)

・ハンデスの存在によりアクティブに相手を妨害できる
・上記より、多角的な妨害手段(ハンデス、カウンター、マナ拘束、高速クロック)を持つ
・環境最高の確定除去、《突然の衰微》を使用できる
・《死儀礼のシャーマン》と言う、マナ加速兼アンブロッカブルクリーチャーの存在
・上記より、若干重いカードを積んだ構成も可能
・回避能力のあるクロックを多く抱えるので防御的な生物を苦にしない




得意な相手は主にコンボデッキ
それでもコンボデッキに対するサイドボードは最低6枚取りたいです。
(サイドアウトするのは主に《墓忍び》が2枚、《突然の衰微》が4枚)
主に追加のカウンター、追加のハンデス、白力線対策の《ゴルガリの魔除け》が入ります。


また、他Delverデッキと比較してマナ加速生物の《死儀礼のシャーマン》がいる事で比較的重いカードを搭載する事も出来ます。
サイドボードの選択範囲も広く見る事が出来ます。


Miracle Control
■IN■OUT
2《被覆/Envelop》4《目くらまし/Daze》
1《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》2《墓忍び/Tombstalker》
1《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》1《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
1《森の知恵/Sylvan Library》1《不毛の大地/Wasteland》
1《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm》
1《真髄の針/Pithing Needle》
1《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》

■Inするカード                        
奇跡スペルを確実に打ち消せる《被覆》
瞬速クロック兼、対Miracleスペルの《ヴェンディリオン三人衆》
アドバンテージエンジン兼フィニッシャーの《精神を刻む者ジェイス》
《剣を鍬に》をほぼ無力化する上、アドバンテージエンジンの《森の知恵》

・対エンチャント(《安らかなる眠り》)の《ゴルガリの魔除け》
・対《師範の占い独楽》、《精神を刻む者ジェイス》に役立つ《真髄の針》
・対Angelトークン兼置物対策の《仕組まれた爆薬》


■Outするカード
効果の薄い《目くらまし》は真っ先に減らします。《不毛の大地》も減らします。
また、《安らかなる眠り》、《精神を刻む者ジェイス》が致命的に刺さる《墓忍び》は全抜きし《タルモゴイフ》は減量します。




RUG-Delver
■IN■OUT
3《見栄え損ない/Disfigure》先手時
1《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》4《Force of Wil》
1《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》1《目くらまし/Daze》
後手時
2《Force of Will》
3《目くらまし/Daze》

このマッチはカウンターを減らし、追加の除去、クロックを入れます。
抜くカウンターの枚数は先手後手で変動します。




Jund
■IN■OUT
3《見栄え損ない/Disfigure》先手時
1《森の知恵/Sylvan Library》4《Force of Will》
後手時
2《Force of Will》
2《目くらまし/Daze》

基本的に除去を増やし、相手のマスト除去生物(《死儀礼のシャーマン》《闇の腹心》)を排除します。
ただ、《罰する火》が回りだすとかなり無理ゲーになります。



Sneak-Show
■IN■OUT
2《思考囲い/Thoughtseize》4《突然の衰微/Abrupt Decay》
2《被覆/Envelop》2《墓忍び/Tombstalker》
1《呪文貫き/Spell Pierce》1《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
1《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》1《不毛の大地/Wasteland》
1《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm》
1《真髄の針/Pithing Needle》

追加のカウンター、追加のハンデス、妨害クロック、対《騙し討ち》カードを追加。
《ゴルガリの魔除け》は『Omni‐Tell』なら《真髄の針》の代わりに2枚投入(《神聖の力線》が入るため)
《墓忍び》は遅いので全抜きし、《突然の衰微》も腐りやすいので全抜き(《血染めの月》を入れられた場合は少し残す)
《不毛の大地》はケアされやすいので減量し、《タルモゴイフ》は《ヴェンディリオン三人衆》と入れ替える。



Elves!!
■IN■OUT
3《見栄え損ない/Disfigure》4《目くらまし/Daze》
2《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm》2《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
2《被覆/Envelop》2《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
1《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》1《不毛の大地/Wasteland》
1《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》

効果の薄い《目くらまし》、《ヴェールのリリアナ》は全抜きし、入れるのは対ソーサリーの確定カウンター《被覆》
アタッカーとして相性の悪い《タルモゴイフ》は減量して、空から殴れる妨害クロック《ヴェンディリオン三人衆》
軽い除去の《見栄え損ない》、広範囲除去の《ゴルガリの魔除け》、《仕組まれた爆薬》



Death&Taxes
■IN■OUT
3《見栄え損ない/Disfigure》先手時
2《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm》4《Force of Will》
1《森の知恵/Sylvan Library》4《Hymn to Tourach》
1《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》2《目くらまし/Daze》
1《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》後手時
1《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》4《目くらまし/Daze》
1《真髄の針/Pithing Needle》2《Force of Will》
4《Hymn to Tourach》

自分の場合、《萎れ葉のしもべ》をケアするために、また、黒黒を捻出するのが困難になりやすいため
《Hymn to Tourach》をサイドアウトします。(これには意見が分かれますが…)
また、カウンターもほぼ全てサイドアウトします。

入れるのは、妨害できる飛行クロックとして《ヴェンディリオン三人衆》
万が一、《萎れ葉のしもべ》が出てしまっても対応できる《精神を刻む者ジェイス》
(ただし、マナ基盤攻められると腐る可能性が非常に高い)

軽い除去の《見栄え損ない》、ライブラリ操作兼、アドバンテージエンジンの《森の知恵》
広範囲除去の《ゴルガリの魔除け》と《仕組まれた爆薬》
《霊気の薬瓶》、《ルーンの母》、《梅澤の十手》と刺すものに困らない《真髄の針》





BUGの弱み(RUG,Patriotとの比較)

・強力だが、ダブルシンボルのスペルが多いので、マナ基盤を攻められると脆い、小回りが利かない
・墓地に依存する生物が多く、墓地対策が刺さる
・火力がないので最後の一押しができない。またPWの処理が苦手
・サイド後含めてタフネス2以上の生物によるホード戦略を処理しづらい


苦手な相手はテンポデッキの宿命で、主にDeath&Taxに代表される生物デッキ
メインにおいて『除去の数<マスト除去(生物)の数』なので、如何に素早く回避能力のある生物でビートダウンするかが
指針になります。これらのマッチアップではカウンター(主に《Force  of  Will》)を抜くので最低4枚、多くて8枚は取りたいところ



2マナの《突然の衰微》では重く、テンポを取れないので1マナでキャストできる《見栄え損ない》は便利です。
また、苦手という訳ではありませんが、晴れる屋では休日大会ともなるとDelverデッキが多く参加されます。
《見栄え損ない》はこれらにも有効ですので枚数はしっかりと確保しています。

早期に大量展開してくる生物コンボデッキのElvesも苦手です。特に晴れる屋には関東最強クラスのElves使いがよく参加されます。
Elves相手にメインはかなり辛い戦いとなります、サイド後は2本連取するケースが多い為、しっかりと対策はしたいところです。
《ゴルガリの魔除け》以外にもタフネス2を除去できる大量除去を積むといいでしょう。

以上でBUG Delverの解説を終了いたします。
最後に、長々とお付き合いいただきありがとうございました。




(KenKen/記者ブログ
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コメント

死儀礼のシャーマンと秘密を掘り下げる者がごっちゃになってる部分が何か所かありますね

>《秘密を掘り下げる者》はアンブロッカブル能力の他に、ライフゲイン能力を持ち、こちらの能力もアンチNemesisの一面を持つ。

ご指摘ありがとうございます!
修正いたしました!

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