KMC Schedule
127th KMC
7月5日(Sun)
受付:13:30
開始:14:00
参加費:1000円
フォーマット:Legacy
定員:100名
会場:福島区民センター
最寄り駅:地下鉄千日前線「野田阪神駅」徒歩7分

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関西レガシーカレンダー(間違っていても責任は負いません。)
第126回KMC決勝戦動画

【Deck Tech】 Eternal Party 2015 優勝者 馬場大樹のANT

【Deck Tech】 Eternal Party 2015 優勝者 馬場大樹のANT

by TTW

--まずはEternal Party 2015優勝おめでとうございます。

馬場:「ありがとうございます」

etp_se3_08.jpg


--早速ですが、デッキ解説の方に入りたいと思います。まずはメインデッキの解説をお願いします

馬場:「とは言ってもANTは完成されているリストが存在するのでメインデッキは特に解説するところがないんですよね(笑)」

--確かに(笑)かなり研究が進んでいるデッキなのでメインは差異がないことが多いですね

馬場:「それでも言わないといけないところは《闇の誓願》を1枚差しているところと、土地が15枚のところです」

decktech05.jpg




Eternal Party 2015 1st Place

Player Name:Banba Taiki
Deck Name:ANT殺教室
Deck Designer:坂上さつき

4 《汚染された三角州/Polluted Delta》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2 《Underground Sea》
1 《Volcanic Island》
1 《Tropical Island》
1 《Bayou》
1 《島/Island》
1 《沼/Swamp》

-土地(15)-

4 《水蓮の花びら/Lotus Petal》
4 《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond》
4 《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
4 《思案/Ponder》
4 《暗黒の儀式/Dark Ritual》
4 《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》
4 《強迫/Duress》
4 《冥府の教示者/Infernal Tutor》
3 《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
2 《定業/Preordain》
1 《炎の中の過去/Past in Flames》
1 《むかつき/Ad Nauseam》
1 《闇の誓願/Dark Petition》
1 《苦悶の触手/Tendrils of Agony》

-呪文(45)-

4 《僧院の導師/Monastery Mentor》
3 《夜の戦慄/Dread of Night》
3 《突然の衰微/Abrupt Decay》
2 《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
1 《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
1 《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
1 《Tundra》

-サイドボード(15)-




1:《闇の誓願/Dark Petition》について

decktech04.jpeg

馬場:「まず《闇の誓願》ですが、元々この枠は《師範の占い独楽》でした」

馬場:「《師範の占い独楽》を採用していた理由は《Hymn to Tourach》などの手札破壊が環境に増えたからです」

馬場:「しかし考えていた以上にGrixis Delverの動きが早くて《師範の占い独楽》では手札破壊をケアしきれませんでした」

馬場:「そこで手札破壊をケアするよりも速度を上げることにしました」

--戦略の転換ですね

馬場:「あと、(《闇の誓願》に対して)ずっと否定的だったのですが、知り合いに怒られて使ってみたら強かったのもあります(笑)」


2:土地が15枚の理由

decktech06.jpg


--次に土地についてお願いします

馬場:「土地ですが15枚にしていることと、《Bayou》と《Tropical Island》の緑マナ源2枚を取っているところが調整した点です」

馬場:「土地は15枚と多めですが、これはサイドボードの《僧院の導師》を強く意識しています」

馬場:「またサイドボードの《Tundra》が凄く重要で、《僧院の導師》をサイドインする際に一緒に入れるのですが『じゃあ、何を抜くの?』ということになって」

馬場:「多分土地14枚なら《Bayou》と交換するのですが、《Bayou》が抜けてしまうとどうしても緑マナが欲しい局面が多くてそうなると緑マナ源に困る」

馬場:「《島》と入れ替えるという方法もあるのですが、《僧院の導師》はGrixis Delverにもサイドインするのでそうなると基本地形は残しておきたい」

馬場:「そこでメインから《Tropical Island》を追加しておくことでサイドボード後に《Tundra》と入れ替えられるようにしています」

馬場:「また最近のGrixis Delverは土地ハメをしてくることが多くて(土地を増やすことは)その対策も兼ねています」

--確かに最近のGrixis Delverは《もみ消し》を採用しています

馬場:「そう! ここ1ヶ月ぐらいで一気に増えました」

馬場:「それまでは《もみ消し》が入っていなくてそこそこ勝てましたがあれで一気に勝率が下がりました」

馬場:「ですから、土地は絶対に多めにしたいと思っていました」

馬場:「それと緑マナを意識しているのでフェッチランドは絶対に《霧深い雨林》です」

馬場:「《溢れかえる岸辺》を採用すると《Bayou》をサーチできないので使っていません」

馬場:「余談ですが、ANTのサイドボードは《汚染された三角州》以外に採用されているフェッチランドの種類で、ある程度推測することができます」

馬場:「緑マナを強く意識していると《霧深い雨林》を使うので《ザンティッドの大群》がサイドボードに入っている可能性が高いです」

馬場:「逆に《沸騰する小湖》だと赤マナを意識しているので《若き紅蓮術士》の可能性があるなどが分かります」

馬場:「なので、実はメインのフェッチランドをよく観察しておくことでサイドボーディングする際の助けになります」

馬場:「私が緑マナを意識したのもこの考えが前提にあって、《ザンティッドの大群》を意識させて全体除去を抜かせたところに《僧院の導師》で裏をかくという意図があります」

馬場:「でも、正直そこまで考えていてくれるプレイヤーが何人いるのかと聞かれると自信がありません(笑)」

なるほど。ANTの世界はフェッチランド1枚を取っても奥が深い世界のようだ。


3:サイドボードについて

decktech02.jpg



4 《僧院の導師/Monastery Mentor》
3 《夜の戦慄/Dread of Night》
3 《突然の衰微/Abrupt Decay》
2 《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
1 《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
1 《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
1 《Tundra》

-サイドボード(15)-




--サイドボードの調整点をお願いします

馬場:「まずこれは確実な失敗点なのですが、3枚の《夜の戦慄》です。1枚は《見栄え損ない》にするべきでした」

馬場:「というのも、結局ヘイトベアに対しても《見栄え損ない》は強いカードです。しかも最近は《死儀礼のシャーマン》が凄く増えています。しかし、《夜の戦慄》はその《死儀礼のシャーマン》には何にもしないです」

馬場:「その点、《見栄え損ない》はナチュラルにプレイできるカードなのでとても使い勝手がいいです」

馬場:「また最近は、Dark Maverickのようなタフネスが2以上のヘイトベアを積んだデッキが出始めてそういう相手に《夜の戦慄》はいまいちでした」

--《ガドック・ティーグ》や《エーテル宣誓会の法学者》ですね

馬場:「そうそう(笑)関東のデッキリスト−−−ヤソ(八十岡翔太)のリストを見ると《見栄え損ない》が2枚取られていて『会場で失敗したー!』と思いました」

馬場:「まあ《夜の戦慄》でどうにもならないカードを対処するために《突然の衰微》が入っているのですが、そもそも《突然の衰微》は2マナかかる上に色拘束が厳しいので過信はできません。そういうデッキは往々にして土地も壊してきますからね」

--そうですね。そこがもし《見栄え損ない》だとヘイトベアを除去しつつストームを稼いでコンボを決めるなどの動きもできますよね

馬場:「はい。だから、確実に1枚は《見栄え損ない》にするべきです。今は《夜の戦慄》を1枚減らして《見栄え損ない》を取っています」


5:サイドボードの《僧院の導師/Monastery Mentor》について

decktech07.jpeg


馬場:「そしてサイドボードの追加の《陰謀団式療法》は《僧院の導師》を意識して採用しています」

馬場:「ハンデス8枚体制にすることでまず相手の《僧院の導師》を対処するカードを全て奪います」

馬場:「次に《僧院の導師》を場に出してから《陰謀団式療法》で相手の手札をズタズタにすることで簡単に勝てます」

馬場:「だから《僧院の導師》をサイドインする相手にはほぼ一緒に《陰謀団式療法》もサイドインしています」

--《稲妻》などサイド後も残りやすい除去もあるので前方確認は必須ですね

馬場:「そうそう」

馬場:「そもそも《僧院の導師》を使おうと思った理由が奇跡と、これは昔の話になるのですが、Omnitellがいたからです」

馬場:「この二つのデッキに対してハンデス戦略は有効で、特にOmnitell相手に《僧院の導師》+《陰謀団式療法》をすればまず間違いなく勝てました」

馬場:「はじめに《陰謀団式療法》で《僧院の導師》を打ち消す《Force of Will》を奪って、その後にフラッシュバックでコンボパーツを奪うという動きが気にいっていました」

馬場:「《時を越えた探索》が禁止になったときどうしたものかなーと考えたのですが、しかしSnTには変わらずこの動きが強いので採用に踏み切りました」

馬場:「ただ最近は《巣穴からの総出》の流行もあって全体除去が残りやすいのが悩みです」


馬場:「裏話になるのですが、決勝戦のフクドメさんの試合ではデッキの中に《終末》は残っていたのですが、手札の中で対処できるカードは《対抗呪文》しかなくて《対抗呪文》を使わせることに成功しました」

馬場:「全体除去を残していてもそのときの手札に打ち消ししかないと打ち消しを切らせることができます。なのでバレていても強いと実感しました」

馬場:「欠点は《僧院の導師》と《Tundra》で5枚スロットを圧迫していることです。それを嫌うなら素直に《巣穴からの総出》をおすすめします」


5:《巣穴からの総出/Empty the Warrens》

馬場:「次に役割が被っているように思える《巣穴からの総出》ですが、このカードは《僧院の導師》をサイドインしないマッチアップで使います」

馬場:「例えばRUG Delverです。私はRUG Delverには《僧院の導師》は絶対にサイドインしません」

--それは何故?

馬場:「火力が絶対に残っているのと、《僧院の導師》をサイドインしなくても勝てるマッチアップだからです」

馬場:「あとはJundにも《巣穴からの総出》をサイドインします」

--早いターンからトークンを並べたい相手に使うと

馬場:「そうです」

馬場:「《巣穴からの総出》はサイドボード後もコンボで勝てるマッチアップで使います」


6:各デッキに対するサイドボードプラン

馬場:「まず、《僧院の導師》をサイドインするマッチアップです」

馬場:「《僧院の導師》をサイドインするのは『打ち消し+何か』で対策してくるような相手です」

馬場:「そして《僧院の導師》をサイドインする場合は基本的に《僧院の導師》4枚+《突然の衰微》3枚+《Tundra》1枚+ 《陰謀団式療法》1枚の合計9枚をサイドインします」

in
4 《僧院の導師/Monastery Mentor》
3 《突然の衰微/Abrupt Decay》
1 《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
1 《Tundra》



馬場:「まずは奇跡です。奇跡は打ち消し+《相殺》の打ち消しと置物の2種類で対策してくるのでサイドインします。サイドボード後は《僧院の導師》を強く意識して動きます」

馬場:「奇跡は《僧院の導師》とコンボのどちらで勝つのか分岐点が難しいマッチアップです」

馬場:「初手に《僧院の導師》があるときは《僧院の導師》で勝つプランを。初手に《冥府の教示者》だけの場合はコンボを念頭におきつつ《僧院の導師》を引いたときのことも考えて動きます」

馬場:「両方ともない手札をキープした場合は《僧院の導師》のプランを優先します」

vs Miracle
in
4 《僧院の導師/Monastery Mentor》
3 《突然の衰微/Abrupt Decay》
1 《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
1 《Tundra》


out
2 《定業/Preordain》
2 《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》
1 《闇の誓願/Dark Petition》
1 《Tropical Island》
1 《冥府の教示者/Infernal Tutor》
1 《島/Island》
1 《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond》



馬場:「SnTは《突然の衰微》が必要ないので代わりにコンボパーツを残します」

馬場:「何故《ライオンの瞳のダイアモンド》を抜くのかはBIG MAGICの朴さんの記事に解説が書いてあるで見てください」

馬場:「実は(《僧院の導師》は)朴さんの《若き紅蓮術士》に触発されて試したサイドボードなので基本的な理論は同じです」

vs SnT
in
4 《僧院の導師/Monastery Mentor》
1 《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
1 《Tundra》


out
2 《定業/Preordain》
1 《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》
1 《闇の誓願/Dark Petition》
1 《Tropical Island》
1 《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond》




馬場:「次はBUG Delverです。打ち消し+手札破壊のデッキです」

馬場:「BUG Delverは土地破壊もしてくるので《冥府の教示者》を2枚抜いて代わりに《島》を残します」

馬場:「このマッチアップはほぼ《僧院の導師》頼りです」

vs BUG Delver
in
4 《僧院の導師/Monastery Mentor》
3 《突然の衰微/Abrupt Decay》
1 《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
1 《Tundra》


out
2 《定業/Preordain》
2 《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》
2 《冥府の教示者/Infernal Tutor》
1 《闇の誓願/Dark Petition》
1 《Tropical Island》
1 《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond》



馬場:「そしてGrixis Delverです。Grixis DelverはBUG Delverと同じく打ち消し+手札破壊のデッキですがBUG Delver以上にスピードがあります」

馬場:「そのため《むかつき》がいらないケースが多く、《冥府の教示者》の代わりに1枚サイドアウトします」

馬場:「これは一緒に調整していたメンバーとも議論になっていた点で、Eternal Party当日まで意見が割れていました」

馬場:「しかし、ライフをなるべく使わないコンボルートの方がよいという結論になりました」

vs Grixis Delver
in
4 《僧院の導師/Monastery Mentor》
3 《突然の衰微/Abrupt Decay》
1 《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
1 《Tundra》


out
2 《定業/Preordain》
2 《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》
1 《むかつき/Ad Nauseam》
1 《冥府の教示者/Infernal Tutor》
1 《闇の誓願/Dark Petition》
1 《Tropical Island》
1 《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond》



馬場:「最後にDeath&Taxesです」

馬場:「《強迫》が役に立たないので全て抜きます」

馬場:「それと《陰謀団式療法》も2枚まで減らします」

馬場:「理由としてはヘイトベアの種類が多くて当てにくいのと、出てから対処できるカードをたくさんサイドインするので手札破壊に拘る必要がないからです」


vs Death&Taxes
in
3 《夜の戦慄/Dread of Night》
3 《突然の衰微/Abrupt Decay》
2 《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》


out
4 《強迫/Duress》
1 《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
1 《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》
1 《闇の誓願/Dark Petition》
1 《定業/Preordain》



馬場:「《僧院の導師》を使ったサイドボードは慣れないうちは勝率が下がります」

馬場:「私自身、使い始めて最初の1ヶ月は心が折れそうなほど負け込みました(苦笑)」

馬場:「試して止めてを繰り返して、ようやく3回目で手になじむようになりました」

馬場:「サイドボード後の勝ち方が普通のANTと全く違うので仕方ないのですけどね(笑)」

--両方の勝ち筋を状況に応じて使い分ける判断力が必要となると。要するに練習は大事ということですね

馬場:「そうそう(笑)」

decktech08.jpg
(馬場 大樹)
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