KMC開催予定
KMCIT 併催レガシー
6月3日(土)
受付:13:15
開始:14:00
参加費:1000円
定員:56人
会場:港区民センター
最寄り駅:地下鉄中央線・JR環状線  弁天町駅 徒歩7分

【今後の予定を更に見る】


関西レガシーカレンダー(間違っていても責任は負いません。)
77th KMC Final Movie

エターナルパーティ2016 SE2 馬場大樹vs森嶋亮太

text by Seigo Nishikawa

「この試合つまらないですよ」馬場は語る。

馬場も森嶋も関西有数のANT使いとして有名であり、そして二人はともに普段から切磋琢磨しあう関係だ。お互いを知っている、いや知りすぎているとまでいえる。それだけに、このANTvsANTという試合の展開、むしろ馬場vs森嶋の行き着く先が、既に見えてしまっているのかもしれない。

「(カバレッジを)やる意味ないですよ」森嶋も続ける。

そうは言われてもこちらもこれが役目であるし、エターナルパーティの準決勝まで残った珠玉のコンボ使いの激突とあれば、それは十分に伝える価値があると思うのである。

エターナルパーティ2016 SE2 馬場大樹vs森嶋亮太

se2_01.jpg

軽口をたたきながらも二人はがっちりと握手を交わす。森嶋の表情がやや渋く、馬場のほうに余裕があるように見えるのは何故なのだろう。これが優勝を知っているものとそうでないものの差であろうか。

はたまたこの後の展開を暗示しているのか。


Game1

予選ラウンドを堂々の1位で突破している馬場は《ギタクシア派の調査》をワン・ツーと連弾し森嶋にジャブをいれていく。受けた森嶋の手札は

《Underground Sea》
《汚染された三角州》
《溢れかえる岸辺》
《思案》
《ライオンの瞳のダイアモンド》
《ライオンの瞳のダイアモンド》
《陰謀団式療法》

馬場「強すぎひん?」
森嶋「強くないよー」

馬場が笑いながら愚痴をはき、森嶋も笑いながらそれを受け流す。メインはおろかサイドまで見ても、お互いに邪魔しあう術はほぼ存在しないマッチング。確かに《思案》の捲れ自体では森嶋が一気にそのまま決めかねない手札ではある。だからといって何ができるわけでもない馬場は《汚染された三角州》と《ライオンの瞳のダイアモンド》をセットしてターンを終了した。

受けて森嶋、凄し考えるも、確定しているわけではない勝利よりも、先ずは《陰謀団式療法》で馬場の阻害を図る。勝利に直結する《冥府の教示者》を宣言するも馬場の手札にはそれはなく

《渦まく知識》
《暗黒の儀式》
《Volcanic Island》
《沼》
《陰謀団の儀式》

という5枚が明かされる。今度は森嶋が「強い」と嘆く。《冥府の教示者》があればそれこそゲームが決まっていただけに、森嶋の宣言は正に意を得たもの。

だが、しかし

馬場はライブラリーから新たな一枚を手に入れると、ふふっと笑い、そしてそれを公開した。

se2_03.jpg

「インファーナル(※《冥府の教示者》)引いたけど、やる?」

その問いかけにため息で返すことしかできない森嶋。「ストーム8で終わらせろ!」と毒づきながらプレイを促すが、そのようなことを馬場が受け入れる理由も無い。

「お断りします」

馬場 1-0 森嶋

Game2

二者択一の選択を迫られたときに、人はそれまでの経験をもとに良いと考える選択肢を選ぶ。だがそれが経験を超えたレベルを求められたとき、最終的な判断はその人の「性格」に立脚してしまうものなのだろう。可能な限りその性格や感情といった部分をそぎ落とすために、人は練習を行い経験を積み重ねる。

森嶋が《思案》から動いたとしても勝利できたという保証はない。ターンを返せば馬場が《冥府の教示者》を引き込んだ事実に代わりはない。だからこそ、森嶋はその時点で最良と考えた安全策を取った。


森嶋「去年勝ったんだし、今年は頂戴よ」
馬場「俺は瀬畑になる」

エターナルパーティを2連覇することで、馬場が市川ユウキになれるかといえばそれは大いに疑問ではあるが、しかし2年連続の覇者という称号には、馬場が確かにそう豪語するだけの魅力があるのだろう。そして今会場にいるプレイヤーでその資格を持っているのは馬場ただ一人なのだ。

se2_02.jpg

だが、だからといって森嶋が「じゃあ、なってください」と言うような道理もない。

森嶋は土地が無いものの、妨害手段にマナ加速、カードサーチと必要なものが取り揃っている7枚を手に悩む。意を決するように力強く頷くと、《水蓮の花びら》から《思案》をキャスト。そこで見つけた3枚から土地を戦場へ。

そして、おわ……といいかけたところで、あわてて《ライオンの瞳のダイアモンド》を追加する。これに馬場は「そのLED置いてなかったら説教レベルだったな」と一言。

二人は知りあいである。知りすぎているともいえる。お互いの性格はわかっているし、大事な局面でどういった選択を取るのかも把握しているのであろう。

馬場は《Underground Sea》から《陰謀団式療法》で《冥府の教示者》を宣言。

《定業》
《むかつき》
《暗黒の儀式》
《炎の中の過去》

という次のターンにも動き出しそうな手札を確認。だが眉一つ動かさない。

そんな馬場の態度を見て悩む森嶋。果たしてここで動いてよいのか。《外科的摘出》を馬場が握っていたら、ここからの森嶋のプランは一瞬にして瓦解する。計算上はマナもストームも足りている。ただ馬場が一切困ったそぶりを見せないのだけが怖い。

考え抜いた森嶋は《定業》をキャストし、確実な次のターンを準備するという選択を行った。

ターンを得た馬場。《渦まく知識》をキャストすると「少し考えます」と一言。そして

「計算させて」

続いて出たこの言葉に森嶋から苦笑が漏れる。

「決まる?」
「何も無ければね。サージカル(※《外科的摘出》)は完全ノーケアだけどね」

そして、馬場は動き出した

se2_04.jpg

《暗黒の儀式》
《冥府の教示者》(《陰謀団の儀式》を公開)
《陰謀団の儀式》を2枚重ねて、《ライオンの瞳のダイアモンド》。
残った一枚は当然の

infernal.jpg

これで《炎の中の過去》を調達し即座にキャストする。

ここだ、ここが森嶋のラストチャンス。自身の2ライフと引き換えに勝利を得られるのであれば、その程度の出血は安いもの。


だが……森嶋にそれを可能にさせるカードはなかった。


馬場が把握していない森嶋の手札は1枚。そこに《外科的摘出》があるかどうかは知る術もない。動くことを決めたのは、確率論か経験則か、それ以上に1本目を勝利しているという安全弁か、色々な要因はあろう。しかし馬場は動き、森嶋は動かなかった

「あそこはサージカルをもたれてたら仕方が無いで動くべきだった」と森嶋に語った。

動けなかった森嶋は破れ、動いた馬場が勝利した。これが常に正しいとはいえないが、動けなかった自分を悔やむ森嶋はの姿がそこにはあった。






馬場「俺のサイドに今サージカル入ってないのしってたやん」
森嶋「知らないよ!」

過去を知りすぎているということは、時に弊害をもたらすこともある。


馬場 2-0 森嶋

馬場大樹、エターナルパーティ2連覇まで後一歩!




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